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テニス部部長 多部井裕子
第6章 部長とスケバン
放課後。
二人きりの教室。
自分の席についた多部井裕子。
菊地早苗はその一つ前の椅子に背もたれ部に両腕を乗せて後ろ向きで馬乗り。
そんな体勢の菊地早苗に
金田から脅されている話をした多部井裕子。

「で?部長はどんな写真を撮られたんだ」
平然を装う菊地早苗だが。
どんの撮られた?着替えか?トイレか?トイレだったらヤバいトコ撮られたんじゃないのか?
少しドキドキして多部井裕子をギラギラした目で見つめる。
そんな目で見られた多部井裕子は顔を真っ赤にして少しモジモジ。
そんなに見つめないでよ。
なんて思いつつも。
「あのね……私」
その日、アンスコを忘れた多部井裕子はアンスコを履かないで生パンティの上にスコートでコートに出た。
その時の写真を撮られたと。
一部を若干脚色して菊地早苗に話した。
話を聞いた菊地早苗。
「でも、生パンチラくらいならよくね」
ドキドキしながらも割と冷静に意見を言う。
その言葉にさらに顔を赤らめる多部井裕子。
「実はね、大きく股を広げてしゃがんでるのも前から撮られたみたいなんだよ」
その様子を想像してヨダレを垂らしそうになる菊地早苗。
股の間もキュンとする。
「それは結構エロいな」
ちょっと興奮気味の菊地早苗。
そんな菊地早苗に。
多部井裕子は机に乗り出すようにして。
耳許に口を近づけ。
「ちょっと染みも出来たと思う」
コソッと囁く。
「な!なに!」
大きめ瞳をギラつかせ鼻息を荒くする菊地早苗。
そのリアクションに多部井裕子がモジモジモジしていると。
「絶対に取り返す。写真だろうがデータだろが絶対に」
炎のような闘志を燃え上がらせるスケバン。
想像を遥かに越える菊地早苗のやる気はちょっと心配だが。
何にしても一安心。
ホッと息をつくような多部井裕子。
闘志を燃やしていた菊地早苗が一転。
「ねぇ~部長~」
ニヤニヤした鼻の下が伸びた顔を多部井裕子の顔の前にズイッと近づける。
「な、なに?」
色んな意味で少しドキッとする多部井裕子。
「あのさ~その写真とかさ~取り上げたらさ~」
スケバンらしからぬ猫撫で声を上げる菊地早苗。
何?なに?
多部井裕子が小さめの瞳を見開き菊地早苗を見つめ返す。
「頂戴!!」
顔をクシャとさせスケバンメイクで出来る限り可愛く微笑む菊地早苗。
その笑顔やっば!
と思いつつも。
「え!だめ!」
本当は見せてあげたいの山々だけど。
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