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テニス部部長 多部井裕子
第6章 部長とスケバン
やっぱり少しおバカっぽく。
二人で「青春ア○ーゴ」をパート別に歌い。
シィ!ってやって盛り上がってる。
裕子と早苗。
そんな二人の下校デートを遠くから盗み見る一人の男。

くそぉぉぉっ。
今日は二人かぁと一瞬は悔しさを噛み締めた金田。
「青春アミー○」を歌いふざける裕子と早苗をちゃんと見た瞬間。
金田の脳内に「アヴェ○リア」が流れる。
それもサラ・ブライ○マンのヤツだ。
多部井裕子も尊い。
だが。
なんだ横にいるスケバンの尊さは!
鼻息を荒くして一眼レフを取り出す金田。
興奮のあまり震える手で一眼レフを構え、シャッターを切りまくる。
被写体の比率は3対7。
多部井裕子には残念?だが菊地早苗が7だ。
実は。
いやだいたい予想はつくが。
金田の学生時代は。
ヤンキ-女に気持ち悪がられ、蹴られ、殴られ、金を取られる毎日を送っていた学生時代。
だが性癖が拗れかけていた金田。
いつしかそれを喜びとする様になっていた。
パンティをチラチラさせて自分を蹴るヤンキー女に堪らなく欲情するようになっていたのだ。
それは止まる事を知らず。
更に進化して。
金田の学生時代にはほぼ絶滅していたスケバンに並々ならぬ欲情を抱くようになっていたのだ。
あのキツいメイクで恫喝されたい。
殴られて、蹴られたい。
あの長いスカートの中を覗いてみたい。
そんな事を常に考えて古いスケバン物のエロ動画を漁る毎日だった。
だから。
この部長とスケバン。
裕子と早苗は金田にとっては淡い初恋の思い出と変態性欲を剥き出しにしたい相手が。
並んで歩いているような物だった。
夢中で撮り続けた金田だが。
ふと我に返った。
最高のカップルだがこれは今日だけ?
これが卒業まで続くなら、それは嬉しい。
でも今後、初恋の思い出に接触する事が難しくなる。
下手に近づけばスケバンにボコボコにされる事は目に見えている。
まあそれはそれで楽しいが。
ここは何ともしても二人の制服姿を近くで撮りたい。
一旦冷静になろう。
金田にも変態としての矜持がある。
ここは何とか作戦を考え二人の制服姿を近くで撮るんだ。
改めて誓う金田だった。
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