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想いあふれて
第3章 濡れたシャツ、肌の熱
りつかは立ち上がり、
男の手を取った。


店の奥のカーテンを開き、
二階に続く急な階段を上り、
りつかが寝起きする小さな部屋へ引き入れる。


ベッドで埋まっているその部屋で、
りつかは男と向き合った。


「りつかって呼んで」

「僕は紫苑」


言い終えるなり、
引き寄せ合うように抱き合ってキスをした。
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