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想いあふれて
第3章 濡れたシャツ、肌の熱

りつかのふくらみを優しく手で包みながら、
紫苑が甘い声で耳元で囁いた。

紫苑の声には、
りつかの体の内側を優しく震わせる響きがある。

その声で囁かれただけで、
肌が熱を増して火照ってしまう。

「言って。恥ずかしがらないで」

この人に嘘はつけない、
そう感じた瞬間、
体が一層熱くなった。

欲望を、
そのままにこの男にぶつけてしまえばいい、
破滅的な感情がりつかを大胆にさせた。

「こんな私を、受け止めて欲しい」

両脚を大きく開き、彼を求めた。



紫苑はしなやかな腕でりつかを抱きしめ、
ゆっくりと繋がり合った。

紫苑の、小ぶりでありながらも
あどけなさを感じる肉厚な唇から、
吐息が零れる。

中性的な顔立ちとは正反対に、
猛烈な圧迫感がりつかを襲った。

久しぶりの肌のぬくもりに、
りつかは心も体も解けていくような心地に身を浸した。


これが欲しかったの・・・
言葉にならない満ち足りた思いを口の中に転がしながら、
うっとりとほほえむ。

「りつかさん、可愛い人だ」

紫苑は囁いて、
ゆったりとした律動を繰り返した果てに、
達した。

りつかも
自分の柔らかな肌から零れ落ちる
甘い蜜を感じながら、
背中を反らせ、
息を吸い込み、
体の芯を小刻みに震わせて、
吐息をひとつ吐き、
絶頂を迎えた。
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