この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
想いあふれて
第4章 遠い波音、溶け合う吐息
信忠がカメラを構えたまま言った。

直接見つめられるのとは違って、
二人の間に
カメラという一つのクッションがあるように感じたりつかは、
心なしかいつもよりも素直に信忠の問いに答えた。

「恋人・・・的な人に、裏切られて」

「そっか」

信忠は一度カメラを胸元に下ろし、
りつかを眺めた。

「ごめんなさい、突然そんな重たいこと言って」

りつかはうつむいたが、
信忠はそれに応えもせず、
再びカメラを構えて言った。

「サンセットがいい感じだから、撮るよ」

「いいけど、私は撮らないで」

りつかは
日焼け止めを塗った程度のベースメイクしかしていない顔を
隠すようにうつむいた。


「りっちゃんを撮りたいんだよ、
 すごくいい色なんだ・・・
 ほら、窓の方向いて。俺に背中向けて」


信忠の有無を言わせない勢いに押され、
顔を撮られないのであれば───と、
普段着のリゾートワンピース姿で申し訳ない思いで、
窓の前に立つ。


トンビが浮かぶ空は、
上がオレンジ色で下が紫色に染まっている。
信忠が言うように本当に美しい空の色だった。


「りっちゃん、ワンピースの前のボタンはずして」
/56ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ