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想いあふれて
第4章 遠い波音、溶け合う吐息
かすかに伸びた髭のざらつきが手に触れて、
りつかの体に熱を帯びた震えが走った。

湿り気を帯びた海風が髪を乱し、
心までもが乱れていく。


信忠の指先が、
ショーツの腰元に掛けられた。

ゆっくりとショーツを下ろされ、
りつかは丸裸になった。

信忠の真摯なほどに熱い視線と
美しい夕日に体を照らされて、
自分が美しく尊いものとして生まれ変わったような気がした。

信忠のキスを、太ももに受ける。

唇はももの内側を這い上がり、
両足のあわいの、閉じられた影に近づいて来る。

信忠の手が太ももに触れた。

その手にいざなわれて、
立ったまま片足をソファーの上に置く。

信忠の鼻先に、りつかの秘めた場所が開かれる。
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