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想いあふれて
第7章 終章ー風と光、開く花
これからどうなってしまうのか全く想像がつかないけれど、もうなるようになれといった思いだった。
「俺、フルーツタルトって初めて。だってほら見ての通り。似合わないだろ。けどさ、すげえうまいんだな。つやつやしてきらきらして・・・紫苑くんはよく似合うな。こういう綺麗なの」
そう言って信忠は、りつかと紫苑を見た。「似合う」という言葉が、りつかと紫苑に向けて投げかけられたかのようで、りつかの心臓がどきっと脈打つ。
信忠が、りつかのだらしない行いを責めているのか、本心で紫苑と自分をお似合いと言っているのか分からない。かといってそれを問い詰めるような空気でもない。りつかは自分の動揺をごまかしたくて話をそらした。
「パイン・・・シーズンだからかな。ちゃんと生のを使ってて美味しい」
りつかは言ってタルトに目を落とした。
「甘酸っぱいよ。こういうのを恋の味って言うんだろう。なあ、りっちゃん」
信忠の「恋」という言葉に、りつかの体がひくりと反応した。
「俺、フルーツタルトって初めて。だってほら見ての通り。似合わないだろ。けどさ、すげえうまいんだな。つやつやしてきらきらして・・・紫苑くんはよく似合うな。こういう綺麗なの」
そう言って信忠は、りつかと紫苑を見た。「似合う」という言葉が、りつかと紫苑に向けて投げかけられたかのようで、りつかの心臓がどきっと脈打つ。
信忠が、りつかのだらしない行いを責めているのか、本心で紫苑と自分をお似合いと言っているのか分からない。かといってそれを問い詰めるような空気でもない。りつかは自分の動揺をごまかしたくて話をそらした。
「パイン・・・シーズンだからかな。ちゃんと生のを使ってて美味しい」
りつかは言ってタルトに目を落とした。
「甘酸っぱいよ。こういうのを恋の味って言うんだろう。なあ、りっちゃん」
信忠の「恋」という言葉に、りつかの体がひくりと反応した。

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