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二重の指輪、ひとつの欲望
第19章 淫(19)
言葉が終わるやいなや、彼は私の体を抱き上げた。お互いの肌が隙間もないほど密着する。私は彼の首に両腕を絡め、完全に体重を預けるようにして重なった。耳元で交わされる熱い息と、肌と肌がぴったりと吸い付くような密着感。 視線を合わせる余裕すらなく、お互いの肩に顔を埋めながら、ただひたむきに腰を揺らし合う。

「あっ、だめ…もっと。いくまでお願い。あああん、いい、ううう、気持ちいい」

結合部の摩擦と、内側から突き上げられる衝撃に私は彼の背中に跡がつくほど爪を食い込ませた。言葉にならない声が耳元で弾けるたび、二人の境界線が溶けていくようだった。

彼は私の体を一旦、解放すると、私は何も考えずに彼に背を向ける形で腰を下ろした。視線が合わない空間で、背中越しに伝わる彼の荒い呼吸が、私の興奮を増していく。快感の高まりに応じて、「あ、っ、ん」という途切れ途切れの声が喉から漏れる。

「あ、うそ……待って、それ、おかしく、なる……っ、ひゃあ」

快感が絶頂に達しようとしている。彼は、目の前で汗に濡れる背中の上で艶めかしくうねる肩甲骨や、せわしなく動く尻肉の魅惑的な曲線を見つめながら、彼の手が私の細い腰を後ろから強く掴み、己の欲望に従って強引に引き下ろした。

「あっ、いっちゃう。イグ~。ああっつあ」

つま先がピンと伸びる最後の強い一突きで私の意識は完全に飛んでしまった。喉からは「ひ、う……」と、息も絶え絶え絶えな、か細い喘ぎ声だけが漏れた。

*******
私は気だるさを感じながら、彼に導かれながら浴室へと向かった。浴室の大きな三面鏡には生まれたままの姿の二人が映っている。私の全身は小さな汗に濡れ、肌は薄く紅潮している。

彼の指が私の陰部に伸び、まだしとやかに濡れている割れ目へと指を潜らせてきた。

「ああん、ああ」。軽い吐息が漏れる中、私はまだ固さを残している肉棒の幹を手のひらで包み込む。根本から亀頭に向けて、吸い付くような肌の摩擦を感じながら、ゆっくりと愛おしく扱いた。

軽い愛撫の後、シャワーの蛇口がひねられ、降り注ぐ温水が、二人の身体を激しく叩く。

「まだ、足りない……」

彼は私の身体を壁へと押し付けた。濡れた肌と肌が擦れ合い、彼は私の片足を持ち上げると入口を亀頭で確認した後、肉棒を蜜口へと挿入した。

「あ、は…っ、いや、また……奥、まで……っ」








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