この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ウイングの徒然草
第11章 旧盆の月
私は沖縄の人間ではありませんし、沖縄の旧盆を実際に体験したこともありません。ですから、偉そうに語るつもりはありません。ただ、旧暦でお盆を行うという感覚には、少し惹かれるものがあります。今の私たちは、ほとんど新暦で生活しています。仕事の予定も、学校の予定も、支払いも、予約も、すべて新暦です。けれど、昔の人たちは月を見ながら季節を感じ、行事を決め、暮らしを動かしていました。旧暦というのは、ただ古い暦というだけではなく、月の満ち欠けと人の暮らしが近かった時代の名残なのかもしれません。
旧暦の15日というのは、だいたい満月に近い日です。もちろん、天文学的な満月とぴったり同じとは限りません。今年の8月も、満月そのものは28日になるようですが、沖縄の旧盆の最終日である27日の夜には、ほとんど満ちた月が空に浮かぶことになります。ご先祖様をお見送りする夜に、満月に近い月が出ている。そう考えると、少し不思議な気持ちになります。月明かりの下で、亡くなった人を思い出す。見えないものを見送るには、あまりにも似合いすぎる景色です。
旧暦の15日というのは、だいたい満月に近い日です。もちろん、天文学的な満月とぴったり同じとは限りません。今年の8月も、満月そのものは28日になるようですが、沖縄の旧盆の最終日である27日の夜には、ほとんど満ちた月が空に浮かぶことになります。ご先祖様をお見送りする夜に、満月に近い月が出ている。そう考えると、少し不思議な気持ちになります。月明かりの下で、亡くなった人を思い出す。見えないものを見送るには、あまりにも似合いすぎる景色です。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


