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寝取られる妻 妻を狂わせたあの夜
第1章 1
男は、社交的だった。笑顔をたたえながら、明るい調子で話す。
しかし、こちらの話もよく聞き、相づちを打ちながら、話を盛り上げようとする。私はもう一度、妻の表情を盗み見た。
良かった。妻の緊張はすぐに解かれ、打ち解けた笑顔を見せ始めた。
それはあながち、アルコールのおかげ、というわけでも無さそうだ。男の、人間的な魅力が、妻に安心感を与えているように感じた。
私は、話をしながら、男の指を見ていた。
大きな手に、キレイな指だ。爪は私のタイプと違って、指に埋もれているような爪の形。
私の爪は、先端が飛び出ていて、妻の膣には思い切り深く入れたことが無い。
この男の指は、きっと女の膣で、Gスポットを刺激しながら指マンするのに適している指先。この後、妻もこの指で…
私は、ぼーっと思っていた。その瞬間、現実に戻った。
この後、妻が抱かれる…
そうなるのを願う気持ちと、そうはならない…打ち消す考えが頭の中をぐるぐると渦巻いている。
気がつけば、2時間ほど経っていた。本当に時間が経つのが早い。話が弾んだ。
「じゃ、そろそろ」
私は切り出した。
「お二人は、部屋に戻ってもらうかな。ぼくはその辺を、ちょっとうろつくから」
男が、確かめるように言う。
「奥様をお預かりしていいですか?」
私は「まだ、引き返せる」とその時思った。しかし、
「お願いします」
そう、遠くの方から自分の声が聞こえたような気がした。
妻はただだまって、うなずく。私の方を見なかった。
店を出た。
いよいよ…
私は酔いが進み、ふらーっとする。飲み過ぎた。
それでも心臓が口もとにせり上がってくるような気がした。
なんでも無い風に、「それじゃ」と二人に声をかける。
心なしか、妻と男の笑顔がぎこちない。
私は男に、視線で合図する。
「分かりました、じゃ、いきましょうか」
と男が妻を促す。
妻の案内で、妻と男は部屋に戻るのだ。
繁華街の雑踏に、男と妻が連れ立って消えていくのを、私は見送った。

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