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GRATEFUL & GIFT
第1章 危険なクラブ合宿
お腹を包みこむ高志先輩の腕を外そうとしたら、また肌を舐められて力が抜けていく。充輝先輩の手も掴んでみるけれど、やっぱり無理だった。
「だ、大丈夫です。交換しましたからっ」
「ついでに怪我の状態も見てあげる。ちゃんと治療しないとね」
気休めにもならない説得は充輝先輩に掻き消されてしまったみたいで、先輩たちの耳には届かない。
そうしている間に豊先輩が嬉しそうに微笑んで、見つけた端っこを持ち上げる。
「ぁ…、」
追い詰められる感覚に思わず呻くと、高志先輩が宥めるみたいに頬にキスをくれた。豊先輩はサラシを解きにかかろうとしてすぐに、困ったみたいに眉を寄せる。
「真、バンザイして?」
「しませんっ。外さないでください。このままで大丈夫ですから」
諦めたくなくて、自分の体を抱きしめて抵抗した。
「この目で確かめないと安心出来ないよ。だから、ね?」
高志先輩に耳たぶを軽く噛まれて力が緩む。その隙に手が体から剥がされてしまった。
「だ、大丈夫です。交換しましたからっ」
「ついでに怪我の状態も見てあげる。ちゃんと治療しないとね」
気休めにもならない説得は充輝先輩に掻き消されてしまったみたいで、先輩たちの耳には届かない。
そうしている間に豊先輩が嬉しそうに微笑んで、見つけた端っこを持ち上げる。
「ぁ…、」
追い詰められる感覚に思わず呻くと、高志先輩が宥めるみたいに頬にキスをくれた。豊先輩はサラシを解きにかかろうとしてすぐに、困ったみたいに眉を寄せる。
「真、バンザイして?」
「しませんっ。外さないでください。このままで大丈夫ですから」
諦めたくなくて、自分の体を抱きしめて抵抗した。
「この目で確かめないと安心出来ないよ。だから、ね?」
高志先輩に耳たぶを軽く噛まれて力が緩む。その隙に手が体から剥がされてしまった。