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GRATEFUL & GIFT
第1章 危険なクラブ合宿
高志先輩が手を離したら、充輝先輩は少し躊躇ってからショーツも脱がしにかかる。

「……っっぁ」

すり寄せた足の間に誰かの手が滑り込んできて、唇をぎゅっと噛みしめた。
消えてなくなってしまいたくて、体をすくめ、縛られたままの両手で顔を隠す。

先輩たちの視線が足の間に近づいてくる。

「足、広げて」

充輝先輩が優しく囁くけれど、何度も首を左右に振った。

「真、見せてくれないと手当が出来ないよ」

苦しそうに呻く高志先輩に、先輩たちの乱れる息に、心が激しく揺さぶられる。
それでも足を広げることなんてできない。

再び胸を揉みしだだかれて、太股をまさぐられて、強張った体から力が抜けていく。
膝を掴んだ手がゆっくりと左右に押し広げて、私はされるままに足を開いた。

「大変だ……」

うわ言のように豊先輩が呟いた。
足の間に体を入れてきた充輝先輩が茂みを掻き別けて、指で筋をなぞる。

「サオが、ない」

その声はひどく掠れていた。
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