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GRATEFUL & GIFT
第1章 危険なクラブ合宿
「真、声を抑えて」

耳元で囁く、その声さえも体を甘く揺さぶる。

「む、り…ぃいああっ」

豊先輩の頭を抱き締めたいのに上手くできなくて、大粒の涙が頬を伝い落ちていく。唸り声がしたかと思うと噛みつくみたいに唇が重なって、強引に侵入してきたものが私の舌を絡めとった。

乱暴に腕の拘束を解かれて、呻き声が聞える。それが自分の声だと気づく余裕もないまま、私は解放された腕を豊先輩の首に絡めた。

ちゅぱ…ちゅぱ……

淫靡な音が理性を掻き壊していく。

「ここも、かなり膿んでるね。掻き出さないと…」

充輝先輩が独り言のように呟いて、中心につぷりと指を射し入れた。それが嬉しくて、迎えるように腰を浮かす。
異物が入ってくる圧迫感に眩暈がひどくなっていたけれど、どんどんと強くなっていく疼きが、まるでその異物を悦んでいるみたいだった。

もっと…

中が伸縮を繰り返し、充輝先輩の指を奥へといざなう。
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