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GRATEFUL & GIFT
第1章 危険なクラブ合宿
充輝先輩は逃げる私の腰を捕まえて、限界まで押し進めては少しだけ引いて、また中を押し広げる。熱く硬いモノが体を割いて入ってくる恐怖に、胸が苦しくなる。
体中から汗が噴きでて圧迫感に視界が霞む。

それでも叫べない。

拒絶できない。

怖いのに、痛いのに、苦しいのに、振りまわした手は豊先輩を包み込み、悲鳴を飲み込んで高志先輩のキスを受け入れる。額に汗を滲ませながらゆっくりと入ってくる充輝先輩が切なくて、愛おしくて、自由になった足を充輝先輩の腰に絡めていた。

「真帆…っ」

充輝先輩が性急に腰を動かし、打ち寄せる波に体が甘く蕩けていく。

拒絶なんてできない。
できるはずがない。

胸が苦しくなるくらい先輩たちが好きなのに。
先輩たちの愛に包み込まれている、この瞬間が堪らなく好きなのに。

「幸せなんだ。ものすごく」

高志先輩が嬉しそうに涙を流す。それだけで胸が熱くなるのに。

「真帆、可愛いぃ…」

うっとりと囁く豊先輩の幸せそうな笑顔が、私を幸せにしてくれるのに。
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