この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
GRATEFUL & GIFT
第1章 危険なクラブ合宿
豊先輩の…せい?

注意深く降ろしてもらいながら首を傾げていると、背後から現れた充輝先輩が思いっきり豊先輩の頭を叩いた。

「たっ、叩いちゃダメです…ぅあっ」

慌てて充輝先輩の腕を押さえようとして動いたら、また靴がつるりと滑る。
先輩たちが目を丸くして手を伸ばしてくるのが分かった。けれど間に合わなかったのだと思う。振りまわした手が掴んだ何かと一緒に、今度こそ思いっきり転んでしまった。

「…んっ…く、」

雪の中に埋もれていく私の上に、ずっしりと重くてたくましい何かが圧し掛かる。
視界が真っ暗になったけれど、その何かが少しだけ離れたから、すぐに眩しいくらいの光が戻ってきた。

「悪い…!」

高志先輩の白い息が顔に触れた。

「いえ、わ…僕が引っ張ってしまったから」

謝りながら、高志先輩の腕を掴んでいた手を放す。先輩は小さく微笑んで起き上がろうとしたけれど、すぐに何かに気づいたようにじっと私を見つめた。

なんだろ……?

また首を傾げようとして思わず、ぅっ…と小さく声を漏らした。
恥ずかして、顔がどんどんと熱くなっていく。
/49ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ