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GRATEFUL & GIFT
第1章 危険なクラブ合宿
「どこ…って、わ…僕はこの部屋ではないので」
金魚みたいに口をパクパクさせながらなんとか言うと、充輝先輩がぽんっと私の肩に手を置いた。
「部長と同じ部屋だろ?それだと落ち着いて休めないだろうから、俺達と一緒になるように交渉しておいた」
耳のすぐ側で、大きく尖った喉仏がごくごくと音をたてて動く。
「……ビール、飲んでる…んですか?」
「うん。真も飲む?」
嬉しそうに缶ビールを掲げる充輝先輩に、慌てて首を振って丁重に断る。
「ビール嫌い?んじゃ、冷酒いく?」
豊先輩がそう言って手招きする。
「冷酒も匂いが苦手で…じゃなくて、お酒飲んでいていいのですか?と言うか、交渉…って、」
「もしかして、余計なお世話だった?こっちの部屋になったほうが真もいろいろと助かると思ったんだけど」
「いろいろ…?」
ぎくりとした私に、充輝先輩は口角を少しだけ上げてにっこりと微笑んだ。
金魚みたいに口をパクパクさせながらなんとか言うと、充輝先輩がぽんっと私の肩に手を置いた。
「部長と同じ部屋だろ?それだと落ち着いて休めないだろうから、俺達と一緒になるように交渉しておいた」
耳のすぐ側で、大きく尖った喉仏がごくごくと音をたてて動く。
「……ビール、飲んでる…んですか?」
「うん。真も飲む?」
嬉しそうに缶ビールを掲げる充輝先輩に、慌てて首を振って丁重に断る。
「ビール嫌い?んじゃ、冷酒いく?」
豊先輩がそう言って手招きする。
「冷酒も匂いが苦手で…じゃなくて、お酒飲んでいていいのですか?と言うか、交渉…って、」
「もしかして、余計なお世話だった?こっちの部屋になったほうが真もいろいろと助かると思ったんだけど」
「いろいろ…?」
ぎくりとした私に、充輝先輩は口角を少しだけ上げてにっこりと微笑んだ。