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開発された女教師〜純愛の果ての真の快楽〜
第5章 開花する従属
「このご神木に囲まれた空間って、本当に素敵だよね。とても壮大で、空気が美味しくてさ」

​秋はそう言うと、胸を大きく膨らませて、境内の澄み切った空気を深く、深く深呼吸した。

​「ほら、七海も深呼吸してみ」

​「え……? うん」

​優しく促され、七海も秋の真似をして、胸いっぱいに空気を吸い込んだ。

​「すー…………はぁ…………」

​木々の青葉の香りと、湿った土の匂いを含んだ冷たい空気が、七海の身体の隅々にまで行き届いていく。

肉体が、内側から優しく浄化されていくような不思議な感覚だった。

​「どう? 気持ちいいでしょ」

​「うん……なんか、背筋が伸びる感じがする」

​サバサバとしたいつもの調子で答えながらも、七海は隣で優しく微笑む秋の存在を、すぐ近くに感じていた。

​2人はそのまま、静まり返った石畳の参道をゆっくりと歩き、本殿の前へとたどり着いた。

秋は静かに賽銭箱の前に立つと、財布から小銭を取り出し、お賽銭をそっと滑り込ませるようにして入れた。

チャリン、という小さな音が響く。

そのお賽銭を入れる手つきまでもが、まるで壊れ物を扱うかのように優しく、丁寧だった。

​秋が二礼二拍手をして、静かに目を閉じて手を合わせる。

七海もその隣に並び、いつもより丁寧に、心を込めて賽銭箱にお賽銭を入れた。

そして、秋と同じように手を合わせる。

​普段、神社に来ても何を祈ればいいのか分からず、適当に願い事を並べてしまう七海だったが、今日の秋の佇まいを見ていると、自然と謙虚な気持ちが湧き上がってきた。

​(無事、今日こうして、秋くんと一緒にここに来ることができました。ありがとうございます……)

​頭の中でそう静かに感謝を伝えると、なんだか胸の奥がじんわりと温かくなった。

​参拝を終えた2人は、その後も広い境内を心地よい沈黙の中で一通り散策し、五感を満たしてくれる緑の美しさを堪能した。

​そうしてひとしきり歩き、少し足が心地よい疲労感に包まれ始めた頃、秋が「あ、あそこ良さそう」と、参道の脇を指差した。

​そこにあったのは、鳥居のすぐ真横に佇む、小さな和モダン調のカフェだった。2人は自然とそちらへ足を向け、暖簾をくぐって中へと入っていった。
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