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名馬の城
第3章 野武士の謀
もう期日まで日がない。
さすがに槻弓も焦ってきた。
ほとんど寝る暇もなく、野武士たちを監視し続けたため疲れ切った槻弓は、息抜きに贔屓にしている酒屋に寄った。
「ずいぶんご無沙汰でしたね。」
と主は笑った。
「馬酔酒をくれるか?」
それを聞くと主は一旦ためらうような顔をした。
「今宵は酔いたい気分なのだ。」
拗ねたように言うと主は苦笑しながらも馬酔酒を持ってくる。
主はなぜか「今日はもう店を閉めますので」と他にいた客を帰らせ始めていた。
酒をしばらく飲んでいなかった体に馬酔酒は染みた。
けれども今日はあまり酔わないようにしなくてはならない。
(この私が酔わないように…だと?)
酒に強い自分があれほどに酔ってしまう酒なら、野武士たちに飲ませたらどうなるだろう?
ふと思った。
「おい、主。この酒はいかほどあるか?」
「まぁそれなりにはありますが。」
「ある分だけ全部買いたい。」
「へっ?」
「いいから、明日、今から言うところに届けさせてほしい。」
槻弓は賭けにでた。
さすがに槻弓も焦ってきた。
ほとんど寝る暇もなく、野武士たちを監視し続けたため疲れ切った槻弓は、息抜きに贔屓にしている酒屋に寄った。
「ずいぶんご無沙汰でしたね。」
と主は笑った。
「馬酔酒をくれるか?」
それを聞くと主は一旦ためらうような顔をした。
「今宵は酔いたい気分なのだ。」
拗ねたように言うと主は苦笑しながらも馬酔酒を持ってくる。
主はなぜか「今日はもう店を閉めますので」と他にいた客を帰らせ始めていた。
酒をしばらく飲んでいなかった体に馬酔酒は染みた。
けれども今日はあまり酔わないようにしなくてはならない。
(この私が酔わないように…だと?)
酒に強い自分があれほどに酔ってしまう酒なら、野武士たちに飲ませたらどうなるだろう?
ふと思った。
「おい、主。この酒はいかほどあるか?」
「まぁそれなりにはありますが。」
「ある分だけ全部買いたい。」
「へっ?」
「いいから、明日、今から言うところに届けさせてほしい。」
槻弓は賭けにでた。

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