この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
名馬の城
第3章 野武士の謀
期日前夜、野武士たちが浮かれて酒を飲んでいると
「失礼します。」
と酒の入った器がたくさん載っている盆を持った女がこちらを伺っている。
「梓弓の城主様からのお差し入れでございます。」
「おう、そうか、こちらにもて。」
頭が手招きする。
野武士たちは笑った。
「ちょうどよい、もうすぐなくなりそうじゃった。」
「酔うて明日までにできぬようにさせたいのかもしれぬが、我々に酒を与えると、むしろもっと早く完成させてしまうことになるぞ。」
女は無言で酒を注いで回ると、頭は自分の横に女を座らせた。
頭が女の顔を覗き込むと、年は十七八頃だろうか、色白のとても美しい女だった。
「お前、どこかで会ったことはないか?」
「いえ…そんなことは…」
顔を覗き込もうとすると女はうつむいた。
「お前と顔のよく似た若武者があの城にいてな、男のくせに妙な色気がある。そういういう趣味はないが、あれなら一度抱いてみたいものだ。心当たりはないか?」
「さぁ…私は存じませぬ…」
頭は女を抱きよせると腰に手を回して、尻を撫でまわし始めた。
女は小刻みに体を震わせている。
初いやつだ、と思って頭がさらに手に力を込めると
「もう戻らなくては…長居してはいけないと城主様に申し付けられておりますので。」
と、女は頭の制止を振り切り、そそくさと出て行った。
野武士たちは酒のあまりのうまさにどんどん杯を重ねていった。
「失礼します。」
と酒の入った器がたくさん載っている盆を持った女がこちらを伺っている。
「梓弓の城主様からのお差し入れでございます。」
「おう、そうか、こちらにもて。」
頭が手招きする。
野武士たちは笑った。
「ちょうどよい、もうすぐなくなりそうじゃった。」
「酔うて明日までにできぬようにさせたいのかもしれぬが、我々に酒を与えると、むしろもっと早く完成させてしまうことになるぞ。」
女は無言で酒を注いで回ると、頭は自分の横に女を座らせた。
頭が女の顔を覗き込むと、年は十七八頃だろうか、色白のとても美しい女だった。
「お前、どこかで会ったことはないか?」
「いえ…そんなことは…」
顔を覗き込もうとすると女はうつむいた。
「お前と顔のよく似た若武者があの城にいてな、男のくせに妙な色気がある。そういういう趣味はないが、あれなら一度抱いてみたいものだ。心当たりはないか?」
「さぁ…私は存じませぬ…」
頭は女を抱きよせると腰に手を回して、尻を撫でまわし始めた。
女は小刻みに体を震わせている。
初いやつだ、と思って頭がさらに手に力を込めると
「もう戻らなくては…長居してはいけないと城主様に申し付けられておりますので。」
と、女は頭の制止を振り切り、そそくさと出て行った。
野武士たちは酒のあまりのうまさにどんどん杯を重ねていった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


