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名馬の城
第3章 野武士の謀
そうして気が緩んだのか本性を現し始めた。
野武士たちの一人が何やら紙を頭の前に置く。それは絵図だった。
「こちらが絵図でございます。」
「やっと明日だのう。奴らの間抜けた顔が早うみたいものだ、ガッハハハハ!!」
「それにしても城主は人を疑うということを知らないのか。今川に仕えていたと言ったら簡単に信じたぞ。」
「このあたりで今川を知らぬ者はおらぬからな。」
「おかげでこれでこの城の隠し通路は全て把握した。」
「姫も奪えば何かと徳川方と交渉するときの材料にもなろう。」
野武士たちは皆、上機嫌だった。
「ん…?」
頭は何やら不穏な気配を感じた。
視線の先には一匹の野鼠がおり、こちらをじっと見ている。
「去ね!」
男は手元に落ちていた小石を野鼠に投げつけると、走り去っていってしまった。
野武士たちの一人が何やら紙を頭の前に置く。それは絵図だった。
「こちらが絵図でございます。」
「やっと明日だのう。奴らの間抜けた顔が早うみたいものだ、ガッハハハハ!!」
「それにしても城主は人を疑うということを知らないのか。今川に仕えていたと言ったら簡単に信じたぞ。」
「このあたりで今川を知らぬ者はおらぬからな。」
「おかげでこれでこの城の隠し通路は全て把握した。」
「姫も奪えば何かと徳川方と交渉するときの材料にもなろう。」
野武士たちは皆、上機嫌だった。
「ん…?」
頭は何やら不穏な気配を感じた。
視線の先には一匹の野鼠がおり、こちらをじっと見ている。
「去ね!」
男は手元に落ちていた小石を野鼠に投げつけると、走り去っていってしまった。

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