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名馬の城
第5章 さらわれた若武者
しかし、構えた刀の切っ先は震えていた。
実はここ数日の睡眠不足と疲労で立っているのがやっとだった。
全く躊躇することなく正面から距離を詰めてくる義綱に槻弓は突きを入れたが、いとも簡単に見切られる。手刀を手の甲に思いっきり当てられ、刀を落としてしまった。義綱は刀を拾い遠くに放り投げた。
「人をさんざんたぶらかしやがって…」
義綱の目には確実に色を孕んでいた。
雌馬だと思って追い続けたら、男だったのをよほど根に持っているにちがいない。
「……梓弓に帰してくれたら、女を紹介する。だから梓弓に戻せ。」
もう梓弓に戻れたら何でもよかった。
「煽ったのはお前だ。お前が男だろうと女だろうと、今ここで責任を取れ。」
あっという間に距離を詰められ、下半身を押し付けられる。硬さと異常なほどの盛り上がりに槻弓は言葉を失う。
槻弓は男の姿に戻ろうとするも、その甲斐むなしく女の姿のままだった。
実はここ数日の睡眠不足と疲労で立っているのがやっとだった。
全く躊躇することなく正面から距離を詰めてくる義綱に槻弓は突きを入れたが、いとも簡単に見切られる。手刀を手の甲に思いっきり当てられ、刀を落としてしまった。義綱は刀を拾い遠くに放り投げた。
「人をさんざんたぶらかしやがって…」
義綱の目には確実に色を孕んでいた。
雌馬だと思って追い続けたら、男だったのをよほど根に持っているにちがいない。
「……梓弓に帰してくれたら、女を紹介する。だから梓弓に戻せ。」
もう梓弓に戻れたら何でもよかった。
「煽ったのはお前だ。お前が男だろうと女だろうと、今ここで責任を取れ。」
あっという間に距離を詰められ、下半身を押し付けられる。硬さと異常なほどの盛り上がりに槻弓は言葉を失う。
槻弓は男の姿に戻ろうとするも、その甲斐むなしく女の姿のままだった。

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