この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
監禁願望の女
第8章 生贄Ⅱ
弥生はしっかりと目を開け、男を見つめ返した。唇が触れ合う寸前、ほんの一瞬だけ、目を逸らした。

彼女は何かを言いかけていた。言葉にならない何かが、喉の奥までせり上がっていた。胸の内側が熱く、息が浅くなる。唇がほんの少し震えた。でも、声にならなかった。

弥生は逸らした視線を、ゆっくりと再び男の目に戻した。その瞳を直視したまま、やっと唇を開く。声が小さく掠れていた。

「……体のどこかに……隠せない隙が、あったからです……」

男は目を細め、弥生の言葉を待つように頭を傾げた。その視線は容赦なく、でも優しい。彼女の言葉の続きを、ただ待っている。

弥生は視線を逸らさずに、続きを口にした。喉が小さく鳴る。

「……なぜ拒まなかったのか、という問いの答えです」

言葉が途切れると、薄暗い牢に静寂が戻った。聞こえるのは、重なり合う二人の息遣いだけだった。

男は何も言わない。ただ、弥生の告白を心の奥まで受け取るように、彼女の目を見つめ続けていた。

やがて、その顔がゆっくりと近づいてくる。弥生は顔を引くことも、目を閉じることもしなかった。
/167ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ