この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
監禁願望の女
第9章 生贄Ⅲ
唇が、小刻みに震えた。弥生は息を止めたまま、ほんの数秒、何も返せずにいた。その沈黙の中で、喉の奥の何かが甘く、熱く、ほどけていった。
もう、弥生は拒める理由がなかった。むしろ、求める言葉のほうが先に溢れてきてしまった。掠れた声が、やっと喉から零れ出た。
「……もう、捧げてます……また……埋め尽くしてほしいです……」
言い終わった瞬間、弥生は顔を上げていられなくなった。熱くなった頬を、男の首元に埋めるように寄せる。息が、彼の肌に直接かかる。
小さく震えながら、それでも弥生は、もう一言だけ掠れた声で続けた。
「……縛られたままでいいです……」
縄に繋がれた両腕からは、すっかり力が抜けていた。埋め尽くされるのを、ただ待っているような姿勢だった。
「……本当に合図を出さないんだな」
低く落ちた声が、耳の奥で熱く残る。首元に顔を埋めていた弥生の頬へ、男の指が触れた。ゆっくりと、顔を上げさせる。
潤んだ弥生の瞳が、至近距離で男の目を捉えた。男の意図が、その静かな眼差しから伝わってくる。次に何をされるのか――キスをされるのだと、彼女は理解した。抗う気配は、どこにもなかった。
熱を孕んだ瞼が、ゆっくりと重さを増していく。
弥生は自らその唇を受け入れるように、静かに目を閉じた。
もう、弥生は拒める理由がなかった。むしろ、求める言葉のほうが先に溢れてきてしまった。掠れた声が、やっと喉から零れ出た。
「……もう、捧げてます……また……埋め尽くしてほしいです……」
言い終わった瞬間、弥生は顔を上げていられなくなった。熱くなった頬を、男の首元に埋めるように寄せる。息が、彼の肌に直接かかる。
小さく震えながら、それでも弥生は、もう一言だけ掠れた声で続けた。
「……縛られたままでいいです……」
縄に繋がれた両腕からは、すっかり力が抜けていた。埋め尽くされるのを、ただ待っているような姿勢だった。
「……本当に合図を出さないんだな」
低く落ちた声が、耳の奥で熱く残る。首元に顔を埋めていた弥生の頬へ、男の指が触れた。ゆっくりと、顔を上げさせる。
潤んだ弥生の瞳が、至近距離で男の目を捉えた。男の意図が、その静かな眼差しから伝わってくる。次に何をされるのか――キスをされるのだと、彼女は理解した。抗う気配は、どこにもなかった。
熱を孕んだ瞼が、ゆっくりと重さを増していく。
弥生は自らその唇を受け入れるように、静かに目を閉じた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


