この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
監禁願望の女
第9章 生贄Ⅲ
唇が、小刻みに震えた。弥生は息を止めたまま、ほんの数秒、何も返せずにいた。その沈黙の中で、喉の奥の何かが甘く、熱く、ほどけていった。

もう、弥生は拒める理由がなかった。むしろ、求める言葉のほうが先に溢れてきてしまった。掠れた声が、やっと喉から零れ出た。

「……もう、捧げてます……また……埋め尽くしてほしいです……」

言い終わった瞬間、弥生は顔を上げていられなくなった。熱くなった頬を、男の首元に埋めるように寄せる。息が、彼の肌に直接かかる。

小さく震えながら、それでも弥生は、もう一言だけ掠れた声で続けた。

「……縛られたままでいいです……」

縄に繋がれた両腕からは、すっかり力が抜けていた。埋め尽くされるのを、ただ待っているような姿勢だった。

「……本当に合図を出さないんだな」

低く落ちた声が、耳の奥で熱く残る。首元に顔を埋めていた弥生の頬へ、男の指が触れた。ゆっくりと、顔を上げさせる。

潤んだ弥生の瞳が、至近距離で男の目を捉えた。男の意図が、その静かな眼差しから伝わってくる。次に何をされるのか――キスをされるのだと、彼女は理解した。抗う気配は、どこにもなかった。

熱を孕んだ瞼が、ゆっくりと重さを増していく。
弥生は自らその唇を受け入れるように、静かに目を閉じた。
/167ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ