この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
監禁願望の女
第10章 監禁生活Ⅰ
――放置されていなかった。

身を捧げたあとも、男はすぐそばにいる。その事実だけで、弥生の胸はほどけていった。置いていかないで、と願ったのは自分だった。願ったとおり、男は自分を抱いたまま残っている。それに安堵してしまった自分が、気持ち悪かった。安堵の奥から込み上げた自己嫌悪が、新たな拘束のように弥生の胸を締めつけた。

弥生はようやく、自分が裸のまま男に抱きしめられているのだと分かった。頬の下には男の腕があり、お腹にはもう片方の腕が回されている。背中には、男の裸の胸が隙間なく密着していた。

自分が男の腕を枕にして眠っていた。その親密な体勢を意識した途端、恥ずかしさが込み上げ、頬が熱くなった。男の腕から頬を離すべきなのか。それとも、このまま預けていてよいのか。弥生は、どちらも選ぶことができなかった。

縄の感触は体から消えていた。その空白を、男の温もりと毛布の柔らかな肌触りが埋めていた。

「……はい」

弥生は息を吐きながら、強張った脚を少しだけ動かした。けれど、重ねた両膝は触れ合ったままだった。縄はない。それでも、裸の脚をそれ以上動かすことができなかった。

脚を動かした拍子に、男の手がおへそのあたりへ触れた。その途端、その奥に溜まっていた重い圧を意識した。一晩中縛られ、閉じ込められていた体が、今になって悲鳴を上げている。

もう長くは我慢できない。
その焦りが、一気に弥生を支配した。

弥生は何かを言おうと唇を開いた。けれど、そこから漏れたのは熱い息だけだった。

男の腕に頬を預けたまま、弥生はもう一度口を開いた。
/167ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ