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監禁願望の女
第10章 監禁生活Ⅰ
その矛盾を悟られまいと、弥生は男の腕の中で息を潜めた。男が答えるまでの沈黙が、ひどく長く感じられた。
「……そこまで、君の自由を奪う気はない」
男は弥生の頭をいたわるように片手で支え、腕枕をしていた腕を抜いた。お腹に回されていた腕も解かれ、密着していた男の胸が背中から離れていく。
その隙間へ、牢の冷え切った空気が入り込んだ。裸の背中を撫でた冷気に、弥生の体が震える。その震えが奥まで響いた瞬間、恥丘の奥に溜まった圧が一気に強まった。もう一刻の猶予もないほど、弥生は追い詰められていた。
離してほしいと願っていたはずなのに、急に空いた背後が心細かった。失われた温もりを追うように、弥生は首だけを巡らせ、男を振り返った。
男は弥生の肩へ腕を回し、その体を抱き起こした。体を覆っていた毛布が胸元から滑りかける。男はすぐに端を取り、弥生の肩へ掛け直した。左右から毛布を引き寄せ、前を深く重ねる。裸の体は、首元から足先まで毛布の中へ包み込まれた。
縄に締めつけられていたときとは違う温かな感触に、弥生は浅い呼吸を繰り返した。
男は立ち上がると、毛布の上から弥生の腕を取り、もう一方の手を背中へ添えた。弥生の体を支えながら、立ち上がるよう促した。
弥生は足を床へ下ろした。冷たさに爪先が縮む。男の手に支えられながら両膝へ力を入れ、毛布をまとったまま立ち上がった。
男は弥生の背後へ回り、両腕を毛布ごとその体へ回した。
「……そこまで、君の自由を奪う気はない」
男は弥生の頭をいたわるように片手で支え、腕枕をしていた腕を抜いた。お腹に回されていた腕も解かれ、密着していた男の胸が背中から離れていく。
その隙間へ、牢の冷え切った空気が入り込んだ。裸の背中を撫でた冷気に、弥生の体が震える。その震えが奥まで響いた瞬間、恥丘の奥に溜まった圧が一気に強まった。もう一刻の猶予もないほど、弥生は追い詰められていた。
離してほしいと願っていたはずなのに、急に空いた背後が心細かった。失われた温もりを追うように、弥生は首だけを巡らせ、男を振り返った。
男は弥生の肩へ腕を回し、その体を抱き起こした。体を覆っていた毛布が胸元から滑りかける。男はすぐに端を取り、弥生の肩へ掛け直した。左右から毛布を引き寄せ、前を深く重ねる。裸の体は、首元から足先まで毛布の中へ包み込まれた。
縄に締めつけられていたときとは違う温かな感触に、弥生は浅い呼吸を繰り返した。
男は立ち上がると、毛布の上から弥生の腕を取り、もう一方の手を背中へ添えた。弥生の体を支えながら、立ち上がるよう促した。
弥生は足を床へ下ろした。冷たさに爪先が縮む。男の手に支えられながら両膝へ力を入れ、毛布をまとったまま立ち上がった。
男は弥生の背後へ回り、両腕を毛布ごとその体へ回した。

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