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監禁願望の女
第10章 監禁生活Ⅰ
弥生の中で、「監禁生活」というイメージが凄まじいスピードで全身を駆け抜けていく。片手に捕らえられた自分の両手と、もう片方の手から垂れる短い麻縄。その二つが導く、自由のない生活への予感に、重みから解放された弥生の芯が熱くなっていた。
男は、弥生がお手洗いで過ごす時間を侵さなかった。急かすこともなく、引き戸の外で待ち続けていた。そして今、自ら戻ってきた弥生の両手を再び捕らえている。
弥生は、決して放置されていなかった――。
その事実が、縄の拘束よりも深く、体の奥へ染み込んでいった。
弥生は男に捕らえられた両手で縋るように、体をくねらせ、その場へ両膝をついた。裸のまま男の前に跪いたことで、頬から首筋まで一気に熱くなった。
胸を隠したい――。
男からの強い視線を感じ、体を屈めようとする。だが、両手は男の手に預けられている。個室へ入る前には両腕で抱え込んでいた胸を、今は何ひとつ覆えないまま晒していた。
それでも弥生は、男から目を逸らせなかった。預けた両手を引こうともしない。
男は弥生の手のひらを自分の胸から離すと、左右の手首をぴたりと並べた。二つの手首が片手の中へ収まり、もう片方の手にあった麻縄が持ち上げられる。乾いた縄の先が、手首に残る赤い筋へ触れた。
「アッ……」
弥生の予感が現実となり、腰が左右に揺れるのを止められなかった。
男は、弥生がお手洗いで過ごす時間を侵さなかった。急かすこともなく、引き戸の外で待ち続けていた。そして今、自ら戻ってきた弥生の両手を再び捕らえている。
弥生は、決して放置されていなかった――。
その事実が、縄の拘束よりも深く、体の奥へ染み込んでいった。
弥生は男に捕らえられた両手で縋るように、体をくねらせ、その場へ両膝をついた。裸のまま男の前に跪いたことで、頬から首筋まで一気に熱くなった。
胸を隠したい――。
男からの強い視線を感じ、体を屈めようとする。だが、両手は男の手に預けられている。個室へ入る前には両腕で抱え込んでいた胸を、今は何ひとつ覆えないまま晒していた。
それでも弥生は、男から目を逸らせなかった。預けた両手を引こうともしない。
男は弥生の手のひらを自分の胸から離すと、左右の手首をぴたりと並べた。二つの手首が片手の中へ収まり、もう片方の手にあった麻縄が持ち上げられる。乾いた縄の先が、手首に残る赤い筋へ触れた。
「アッ……」
弥生の予感が現実となり、腰が左右に揺れるのを止められなかった。

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