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監禁願望の女
第10章 監禁生活Ⅰ
シャワーヘッドが、さらに高くなる。
湯が頭を包んだ。
黒い髪は湯を含み、幾筋もの細い束となって、頬から肩、背中へ流れ落ちていく。重くなった髪を感じ、弥生は体を預けるように、ゆっくりと首を後ろへ反らした。
縛られた手首は届かない――。
もう隠せない――。
そんな言葉が弥生の頭に浮かぶ。濡れた唇から吐息が漏れ、胸が大きく持ち上がった。その下では、細い腰がまだ椅子の上をゆらゆらと揺れている。
男の視線は、湯を浴びて反り返る弥生の姿を捉えていた。手首を幾重にも包む麻縄は湯をたっぷりと吸い、黒みがかった褐色へ変わっている。そこから溢れた雫が両腕を伝い、その間に挟まれた胸へ落ちた。二つの膨らみは浅い呼吸とともに揺れ、湯を弾くたび、その形に沿って幾筋もの雫を腹へ走らせていく。さらに下では、しなやかな太ももが寄せられ、擦れ合い、丸みに沿った湯の筋が膝の内側から黒い床へ滴っていた。
男の目が、再び弥生の顔へ戻る。濡れた髪を背中へ垂らし、首筋を晒した弥生。閉じられた瞼。湯に濡れた睫毛。そして、何かを受け入れようとするように、柔らかく開いた唇。
男は弥生の頬にかかる髪をそっと後ろに流していく。
「ァッ……」
シャワーヘッドを握ったまま、弥生の頬を優しく撫で、揺れ続ける弥生の体を、黙って見つめていた。
湯が頭を包んだ。
黒い髪は湯を含み、幾筋もの細い束となって、頬から肩、背中へ流れ落ちていく。重くなった髪を感じ、弥生は体を預けるように、ゆっくりと首を後ろへ反らした。
縛られた手首は届かない――。
もう隠せない――。
そんな言葉が弥生の頭に浮かぶ。濡れた唇から吐息が漏れ、胸が大きく持ち上がった。その下では、細い腰がまだ椅子の上をゆらゆらと揺れている。
男の視線は、湯を浴びて反り返る弥生の姿を捉えていた。手首を幾重にも包む麻縄は湯をたっぷりと吸い、黒みがかった褐色へ変わっている。そこから溢れた雫が両腕を伝い、その間に挟まれた胸へ落ちた。二つの膨らみは浅い呼吸とともに揺れ、湯を弾くたび、その形に沿って幾筋もの雫を腹へ走らせていく。さらに下では、しなやかな太ももが寄せられ、擦れ合い、丸みに沿った湯の筋が膝の内側から黒い床へ滴っていた。
男の目が、再び弥生の顔へ戻る。濡れた髪を背中へ垂らし、首筋を晒した弥生。閉じられた瞼。湯に濡れた睫毛。そして、何かを受け入れようとするように、柔らかく開いた唇。
男は弥生の頬にかかる髪をそっと後ろに流していく。
「ァッ……」
シャワーヘッドを握ったまま、弥生の頬を優しく撫で、揺れ続ける弥生の体を、黙って見つめていた。

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