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監禁願望の女
第10章 監禁生活Ⅰ
頬を撫でられた瞬間、弥生は、自分の体が見せていたものを思い知らされた。背を反らし、腰を揺らし、男のほうへ顔を戻していた。その姿は、正面に立つ男の前で隠しようがなかった。羞恥が、湯に温められた頬の内側へ再び滲んでくる。
けれど、男は何も言わなかった。弥生の変化を言葉で暴くことなく、濡れた髪を払い、ただ優しく頬を撫でている。その指に触れられていると、湯を拒まず受け入れたことまで、静かに認められたような気がした。安堵とともに、従ったことを褒められているような甘さが胸の奥へ広がっていく。
その間も、湯を吸った麻縄の重みと締め付けは、両手首から消えていなかった。自由を奪う縄と、頬を撫でる指。そのどちらも、同じ男から与えられている。
縛られ、身体を扱われながら暮らすことは想像していた。けれど、その男から優しさまで与えられ、安堵してしまう自分までは想像していなかった。拘束と優しさが一つになった生活が、これから何度も繰り返されていく。その未知の怖さが、頬の温もりと手首の締め付けの間で、弥生の胸へ静かに残った。
弥生は肩の力が抜け、目を閉じ、男の手に頬を預けていた。
男は弥生の表情を見つめ、頬を撫でたまま、シャワーヘッドを壁の金具へ戻した。
けれど、男は何も言わなかった。弥生の変化を言葉で暴くことなく、濡れた髪を払い、ただ優しく頬を撫でている。その指に触れられていると、湯を拒まず受け入れたことまで、静かに認められたような気がした。安堵とともに、従ったことを褒められているような甘さが胸の奥へ広がっていく。
その間も、湯を吸った麻縄の重みと締め付けは、両手首から消えていなかった。自由を奪う縄と、頬を撫でる指。そのどちらも、同じ男から与えられている。
縛られ、身体を扱われながら暮らすことは想像していた。けれど、その男から優しさまで与えられ、安堵してしまう自分までは想像していなかった。拘束と優しさが一つになった生活が、これから何度も繰り返されていく。その未知の怖さが、頬の温もりと手首の締め付けの間で、弥生の胸へ静かに残った。
弥生は肩の力が抜け、目を閉じ、男の手に頬を預けていた。
男は弥生の表情を見つめ、頬を撫でたまま、シャワーヘッドを壁の金具へ戻した。

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