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監禁願望の女
第4章 儀式
「それが君の望みか……?」
男は弥生の体を、左側のベッドへ向けた。
「今夜の儀式にぴったりな服を用意したんだ……」
弥生の目は暗闇に慣れてきていた。ベッドの上に置かれているのが和風の衣服だと分かった。白い布を斜めに走る線は衿で、その上に重ねられた濃い色の布は帯だった。
それを確かめようと、弥生が体を少し前へ傾けた瞬間だった。
男の指先が、腹を覆う薄い生地の境界を越え、その内側へ入ってきた。
「はっ……」
弥生は胸を覆っていた両腕に力を込めた。逃げ場を探すように、腰だけが左右へ揺れてしまった。
男の指先は、薄いストッキングの内側に重なっていたショーツの縁まで捉えていた。
男の姿勢が低くなるにつれ、彼女の体を締めつけていた呪縛が解かれるように、薄い繊維は肌から離れ、お尻、太もも、膝へと引き下ろされていった。生地が肌を擦る音は、弥生の羞恥心まで一緒に引き下ろしていくようだった。その薄い繊維が移動するたび、彼女の体も頼りなく揺れていた。
最後に二枚の生地が足先から抜き取られると、弥生は足裏に板の冷たさを直に感じ、思わず大きく息を吸い込んだ。
今しがた奪い取られた二枚の生地が、男の手の中で小さくまとめられ、反対側のベッドへ放られるのを、弥生はじっと見つめていた。
自分の体を守ってきたものが、男の片手に収まるほど小さな存在にすぎなかったのだと、彼女は気づかされた。
それゆえ弥生は、もう一方のベッドに置かれた白い襦袢を、すぐに手に取っていた。
だが、弥生が白い襦袢を手に取り、その上に重ねられていた帯を脇へどけ、絹の生地を持ち上げたところで、手が止まった。
男は弥生の体を、左側のベッドへ向けた。
「今夜の儀式にぴったりな服を用意したんだ……」
弥生の目は暗闇に慣れてきていた。ベッドの上に置かれているのが和風の衣服だと分かった。白い布を斜めに走る線は衿で、その上に重ねられた濃い色の布は帯だった。
それを確かめようと、弥生が体を少し前へ傾けた瞬間だった。
男の指先が、腹を覆う薄い生地の境界を越え、その内側へ入ってきた。
「はっ……」
弥生は胸を覆っていた両腕に力を込めた。逃げ場を探すように、腰だけが左右へ揺れてしまった。
男の指先は、薄いストッキングの内側に重なっていたショーツの縁まで捉えていた。
男の姿勢が低くなるにつれ、彼女の体を締めつけていた呪縛が解かれるように、薄い繊維は肌から離れ、お尻、太もも、膝へと引き下ろされていった。生地が肌を擦る音は、弥生の羞恥心まで一緒に引き下ろしていくようだった。その薄い繊維が移動するたび、彼女の体も頼りなく揺れていた。
最後に二枚の生地が足先から抜き取られると、弥生は足裏に板の冷たさを直に感じ、思わず大きく息を吸い込んだ。
今しがた奪い取られた二枚の生地が、男の手の中で小さくまとめられ、反対側のベッドへ放られるのを、弥生はじっと見つめていた。
自分の体を守ってきたものが、男の片手に収まるほど小さな存在にすぎなかったのだと、彼女は気づかされた。
それゆえ弥生は、もう一方のベッドに置かれた白い襦袢を、すぐに手に取っていた。
だが、弥生が白い襦袢を手に取り、その上に重ねられていた帯を脇へどけ、絹の生地を持ち上げたところで、手が止まった。

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