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監禁願望の女
第5章 牢
男も続いて牢の中へ入ってきた。その姿を見た弥生の表情に、一瞬だけ安堵が浮かんだ。しかし、男の手に縄が握られていることに気づくと、その表情はすぐに強張った。
男は扉を正面にして横たわる弥生へ近づき、手にした縄を背中の拘束へ結びつけた。その縄を扉とは反対側にある格子の高い位置へ通し、ゆっくりと引いていった。
弥生の体は次第に後ろへ引かれ、開かれた扉が遠ざかっていった。そこから出たいという本能に駆られ、彼女はうつ伏せになり、遠ざかる扉を追うように床を這おうとした。だが、すでに自由を奪っていた縄の封印は、牢へ閉じ込められようとする弥生に、抗うための動きさえ許さなかった。前へ進もうとするほど背中から引かれる力は強まり、上体を包む縄が締まっていく。やがて肩から力が抜け、絶望の混じった熱い息を猿ぐつわの結び目へぶつけながら、頬を床へ預けることしかできなかった。
さらに縄が引かれると、横たわっていた上体が強制的に起こされた。背中から伸びた縄はぴんと張ったまま格子へ括りつけられ、弥生の上体を扉から離れた位置へ留めた。前へ身を傾けることさえ許されず、扉が閉じるより先に、そこへ近づく自由を奪われていた。
男は再び弥生の正面に回り、両足首を手繰り寄せ、そこへ短い縄を這わせた。
弥生は観念して、その様子を見続けた。
男は扉を正面にして横たわる弥生へ近づき、手にした縄を背中の拘束へ結びつけた。その縄を扉とは反対側にある格子の高い位置へ通し、ゆっくりと引いていった。
弥生の体は次第に後ろへ引かれ、開かれた扉が遠ざかっていった。そこから出たいという本能に駆られ、彼女はうつ伏せになり、遠ざかる扉を追うように床を這おうとした。だが、すでに自由を奪っていた縄の封印は、牢へ閉じ込められようとする弥生に、抗うための動きさえ許さなかった。前へ進もうとするほど背中から引かれる力は強まり、上体を包む縄が締まっていく。やがて肩から力が抜け、絶望の混じった熱い息を猿ぐつわの結び目へぶつけながら、頬を床へ預けることしかできなかった。
さらに縄が引かれると、横たわっていた上体が強制的に起こされた。背中から伸びた縄はぴんと張ったまま格子へ括りつけられ、弥生の上体を扉から離れた位置へ留めた。前へ身を傾けることさえ許されず、扉が閉じるより先に、そこへ近づく自由を奪われていた。
男は再び弥生の正面に回り、両足首を手繰り寄せ、そこへ短い縄を這わせた。
弥生は観念して、その様子を見続けた。

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