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監禁願望の女
第5章 牢
弥生の意識は、体の奥に残された余韻へ向かっていた。あの圧迫感から早く逃れたいと思っていたはずなのに、今も体には重い疲労が残り、頭の奥までぼんやりとしていた。長い時間をかけて、体の内側からじっくりとねじられ、息も力も少しずつ奪われていくような感覚を、以前にも味わったことがあっただろうか。
ふと、最後に男性としたのはいつだっただろう、と考えた。すぐには思い出せなかった。相手の顔は浮かんでも、それが二年前だったのか、三年前だったのか、はっきりしなかった。
少なくとも、見知らぬ男へこれほど無防備に体を預けたことはなかった。自分より強い力で押さえられ、逃げることも隠すこともできないまま、すべてを知られたこともなかった。
あんなに久しぶりだったのに。
自信など、少しもなかった。
途中から指の力が抜け、自分でも聞いたことのない声を出してしまったことまで、はっきりと残っていた。男の動きが体の奥へ届くたび、声を抑えようとしても間に合わず、女の声としか思えない響きが、自分の喉から漏れていた。
それなのに、どうしてあんなに濡らしてしまったのだろう。
その疑問が浮かんだ瞬間、弥生の頬が熱くなった。
けれど、自分に正直になるなら、あのとき突然始まったことではなかった。車の中にいたときから、それはすでに始まっていた。
黒いリボンが両腕ごと上体を包み、男の手に引き寄せられたとき。
両手首を背後で縛られ、肩から力が抜けたとき。
目と口を塞がれ、どこへ連れていかれるのかも分からないまま、
後部座席へ横たえられたとき。
そのたびに弥生の呼吸は乱れ、体の内側には説明できない熱が生まれていた。
ふと、最後に男性としたのはいつだっただろう、と考えた。すぐには思い出せなかった。相手の顔は浮かんでも、それが二年前だったのか、三年前だったのか、はっきりしなかった。
少なくとも、見知らぬ男へこれほど無防備に体を預けたことはなかった。自分より強い力で押さえられ、逃げることも隠すこともできないまま、すべてを知られたこともなかった。
あんなに久しぶりだったのに。
自信など、少しもなかった。
途中から指の力が抜け、自分でも聞いたことのない声を出してしまったことまで、はっきりと残っていた。男の動きが体の奥へ届くたび、声を抑えようとしても間に合わず、女の声としか思えない響きが、自分の喉から漏れていた。
それなのに、どうしてあんなに濡らしてしまったのだろう。
その疑問が浮かんだ瞬間、弥生の頬が熱くなった。
けれど、自分に正直になるなら、あのとき突然始まったことではなかった。車の中にいたときから、それはすでに始まっていた。
黒いリボンが両腕ごと上体を包み、男の手に引き寄せられたとき。
両手首を背後で縛られ、肩から力が抜けたとき。
目と口を塞がれ、どこへ連れていかれるのかも分からないまま、
後部座席へ横たえられたとき。
そのたびに弥生の呼吸は乱れ、体の内側には説明できない熱が生まれていた。

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