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監禁願望の女
第5章 牢
車の揺れに身を任せるしかなくなり、自分では何一つ決められないのだと実感するほど、体の内側に生まれた熱は強くなっていった。
気づかないふりをしていただけだった。
自分の体に触れなくても分かっていた。男を受け入れるたびに生まれた湿った感覚も、体を動かされるたびに聞こえた生々しい音も、忘れられるはずがなかった。
男にも気づかれていたはずだった。
あれほど怖がり、本気で抵抗し、待ってほしいと口にしながら、その一方で体は、男を受け入れるためとしか思えない反応を見せていた。
なぜなのか、弥生には分からなかった。
望んでいたからなのだろうか。自分でも認められずにいた願望を、体だけが最初から知っていたのだろうか。
そう考えることが怖くなり、弥生は首を横に振った。
あの抵抗まで、嘘だったことにはしたくなかった。男を拒もうとし、逃れようとしていた自分も、間違いなく本当の自分だった。あの瞬間、逃れようとしていた自分も、間違いなく本当の自分だった。
拒もうとしていた心と、男を受け入れてしまった体が、同じ自分の中にあった。その矛盾をどう受け止めればよいのか分からなかった。
どうして、あんな声が出たのだろう。
どうして、もっと強く拒めなかったのだろう。
どうして、あんなに濡らしてしまったのだろう。
考えるほど呼吸が乱れ、弥生は首を小さく横に振った。何も考えたくなかった。けれど、一人きりで取り残された暗闇には、思い出したくないことから目を逸らすためのものが何もなかった。動揺はいつまでも収まらなかった。
気づかないふりをしていただけだった。
自分の体に触れなくても分かっていた。男を受け入れるたびに生まれた湿った感覚も、体を動かされるたびに聞こえた生々しい音も、忘れられるはずがなかった。
男にも気づかれていたはずだった。
あれほど怖がり、本気で抵抗し、待ってほしいと口にしながら、その一方で体は、男を受け入れるためとしか思えない反応を見せていた。
なぜなのか、弥生には分からなかった。
望んでいたからなのだろうか。自分でも認められずにいた願望を、体だけが最初から知っていたのだろうか。
そう考えることが怖くなり、弥生は首を横に振った。
あの抵抗まで、嘘だったことにはしたくなかった。男を拒もうとし、逃れようとしていた自分も、間違いなく本当の自分だった。あの瞬間、逃れようとしていた自分も、間違いなく本当の自分だった。
拒もうとしていた心と、男を受け入れてしまった体が、同じ自分の中にあった。その矛盾をどう受け止めればよいのか分からなかった。
どうして、あんな声が出たのだろう。
どうして、もっと強く拒めなかったのだろう。
どうして、あんなに濡らしてしまったのだろう。
考えるほど呼吸が乱れ、弥生は首を小さく横に振った。何も考えたくなかった。けれど、一人きりで取り残された暗闇には、思い出したくないことから目を逸らすためのものが何もなかった。動揺はいつまでも収まらなかった。

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