この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ
監禁願望の女
第5章 牢
「ン……」

そのたびに弥生の胸は締めつけられ、その拍子に首が反り、猿ぐつわの結び目を軽く咬んでいた。細い腰からお尻の丸みへ続く曲線も、それに合わせて反りを強めていった。

両腕の意志は幾筋もの縄に絡み取られ、目の届かない背中に、抗えぬ型で収められていた。弥生の後ろ姿には、自らの運命を甘受したような静けさが漂っていた。暗がりの中で静かに呼吸を重ねながら、白い絹と麻縄が不穏なまでに美しく溶け合う彼女の背中が、両腕で抱えきれない現実をそっと語っていた。

体を包み、背中を横切る幾筋もの縄は、誓約という名の拘束が現実となったことを証し立てるかのように、背後に重ねられた両腕の重さを、中央の結び目で一手に引き受けていた。重力に引かれたその結び目だけが、わずかに下へ沈み込んでいた。背骨に沿ってまっすぐに垂れ下がる縄は、幾重にも重なって太い軸をなし、背後の両腕へ螺旋状に巻きついていた。少しも緩むことなく、両腕を決して下へ落とすまいと、その高さを頑なに保ち続けていた。それは彼女の拘束を繋ぎ止める軸のようでありながら、背後に封じられた弥生の手では、触れることすら叶わなかった。 そして、自ら誓約を読み上げたその口は、硬い猿ぐつわの結び目を容赦なく咬まされ、逃れようのない現実を絶えず噛みしめさせられていた。

襦袢の袖口から覗く両手は、固定された手首を支点に、吊り下げられたように垂れていた。力を失っていた指先が、ふと思い出したようにゆっくりと開く。けれど、その先には掴めるものも、触れられる縄もなかった。細い指は何もない空間を探ったあと、一本ずつ頼りなく垂れていった。
/167ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ