この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
監禁願望の女
第7章 生贄Ⅰ
弥生は俯いていた顔をゆっくりと上げた。ぼんやりとしていた瞳に男の姿を映し、静かに、小さく頷いた。

完全に自由を奪われ、猿ぐつわの結び目を噛んだまま自分を見上げる可憐な姿に、男の口元が緩んだ。胸の奥には、暗い熱が静かに広がっていった。

「もうすぐ夜が明ける……」

その言葉に、弥生の切れ長の目がわずかに見開かれた。

「上で休むか……?」

弥生の視線が、男の指先へ落ちた。先ほど、その指が鼻先へ触れたことを、彼女は見逃していなかった。次に目を伏せた先には、横へ崩した両脚と、乱れた襦袢の裾があった。

弥生はもう一度男を見上げたが、首を縦には振らなかった。

弥生は猿ぐつわの結び目を強く噛み、大きく息を吸い込んだ。頬を締める白い布がさらに張る。それでも口元の力は緩めず、両肩からだけ、ゆっくりと力を抜いていった。体を縄へ預けるように少し前へ傾け、近づいてくる男の姿をしっかりと見ようと、静かに目を凝らした。

男は錠前へ鍵を差し込み、ゆっくりと回した。
乾いた金属音が地下の静寂を鋭く引き裂き、弥生の耳の奥を震わせた。

錠前が外れる硬い音。角材の閂が引き抜かれる鈍い摩擦音。そのひとつひとつが、閉ざされた牢の中へ響き渡った。

やがて、小さな格子戸が低く軋みながら開いていった。

二人を隔てていた最後の境界が消えた。
/167ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ