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監禁願望の女
第7章 生贄Ⅰ
ふいに、横へ崩れた両脚の間に、竹の先が入り込んできた。
「ンッ……!」
弥生は大きく体を揺らし、その感触から逃れようとした。それまで弥生を留め置いていた縄だったが、彼女は縄に身を預け、いつしかその縄に依存していた。頼みの綱の張りが、もうなかった。
弥生には体を突き落とされたような感覚だった。上体が傾き、そのままゆっくりと肩が落ちる。弥生は立て直そうと身をよじったが、彼女の体はもう、その重みを支えることができなかった。
縄に包まれた体が均衡を失い、乱れた髪を揺らし、板の上へ横倒しになった。
弥生は古びた板の上で身を縮めていた。倒れ込んだまま、そのまま体を動かすことはなかった。両腕の重さにも負け、背中を板に預け、仰向けになることが一番楽だった。
そのままではいけないと分かっていた。 体をゆっくりと右へ、左へと何度も揺らし、両膝を胸元に引き寄せ、伸ばす時の反動で上体を起こそうとした。 だが、背後へ封じられた両手を板につくことも、束ねられた両足で踏ん張ることもできない。肩が浮き上がりかけては、白い襦袢が擦れる音が漏れていく。再び板の上へ落ちて、見えない天井を見上げ、浅い息を吐き出していた。
「ンッ……!」
弥生は大きく体を揺らし、その感触から逃れようとした。それまで弥生を留め置いていた縄だったが、彼女は縄に身を預け、いつしかその縄に依存していた。頼みの綱の張りが、もうなかった。
弥生には体を突き落とされたような感覚だった。上体が傾き、そのままゆっくりと肩が落ちる。弥生は立て直そうと身をよじったが、彼女の体はもう、その重みを支えることができなかった。
縄に包まれた体が均衡を失い、乱れた髪を揺らし、板の上へ横倒しになった。
弥生は古びた板の上で身を縮めていた。倒れ込んだまま、そのまま体を動かすことはなかった。両腕の重さにも負け、背中を板に預け、仰向けになることが一番楽だった。
そのままではいけないと分かっていた。 体をゆっくりと右へ、左へと何度も揺らし、両膝を胸元に引き寄せ、伸ばす時の反動で上体を起こそうとした。 だが、背後へ封じられた両手を板につくことも、束ねられた両足で踏ん張ることもできない。肩が浮き上がりかけては、白い襦袢が擦れる音が漏れていく。再び板の上へ落ちて、見えない天井を見上げ、浅い息を吐き出していた。

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