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監禁願望の女
第8章 生贄Ⅱ
「襦袢と縄だけでは、君の魅力は収まりきらない……」
その直後――男の大きな手が、弥生の両足首を逃がさないように掴んだ。
「んぐぅ……」
足首を包み込む手に力がこもり、弥生の体がビクッと大きく弾んだ。
次の瞬間、両足首を強く掴まれたまま、一気に男の方へ手繰り寄せられた。必死に折り曲げていた両脚も、引かれる力に抗えず、強引に伸ばされてしまった。白い襦袢が板の上を擦り、全身を縛る麻縄がギシッと鳴った。身を丸めて隠そうとしていた最後の抗いも、あっけなく崩された。
白い絹に包まれた体は板の上で長く引き伸ばされ、腰から太もも、縛られた足首まで続く起伏を、逃げ場もなく男の目の前に晒していた。
「……んっ、……!」
猿ぐつわの奥から、押し殺した切ない喘ぎが漏れ出した。
男に悟られまいと押し込めた羞恥も、自分でも認めきれない願望も、声にはならなかった。行き場を失った二つの思いは熱い吐息に溶け、口元を塞ぐ白い布にじわりと滲み込んでいった。
何ひとつ語らせないはずの布だけが、弥生の隠しきれない気持ちを吸い取っていた。
恥じらいは、歪んだ願望を誰にも知られないように守る、最後の薄衣だった。身を丸め、両膝を胸元へ引き寄せ、男の視線から腰を隠そうとしているうちは、弥生はまだ、こうされたかった自分を否定していられた。
その直後――男の大きな手が、弥生の両足首を逃がさないように掴んだ。
「んぐぅ……」
足首を包み込む手に力がこもり、弥生の体がビクッと大きく弾んだ。
次の瞬間、両足首を強く掴まれたまま、一気に男の方へ手繰り寄せられた。必死に折り曲げていた両脚も、引かれる力に抗えず、強引に伸ばされてしまった。白い襦袢が板の上を擦り、全身を縛る麻縄がギシッと鳴った。身を丸めて隠そうとしていた最後の抗いも、あっけなく崩された。
白い絹に包まれた体は板の上で長く引き伸ばされ、腰から太もも、縛られた足首まで続く起伏を、逃げ場もなく男の目の前に晒していた。
「……んっ、……!」
猿ぐつわの奥から、押し殺した切ない喘ぎが漏れ出した。
男に悟られまいと押し込めた羞恥も、自分でも認めきれない願望も、声にはならなかった。行き場を失った二つの思いは熱い吐息に溶け、口元を塞ぐ白い布にじわりと滲み込んでいった。
何ひとつ語らせないはずの布だけが、弥生の隠しきれない気持ちを吸い取っていた。
恥じらいは、歪んだ願望を誰にも知られないように守る、最後の薄衣だった。身を丸め、両膝を胸元へ引き寄せ、男の視線から腰を隠そうとしているうちは、弥生はまだ、こうされたかった自分を否定していられた。

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