この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
監禁願望の女
第8章 生贄Ⅱ
「仰向けになれ……」
弥生は目隠しの下で瞼を深く閉じた。首を振ることも、再び両膝を胸元へ引き寄せることもしなかった。
「……っ……」
猿ぐつわの奥から、甘く切ない吐息が漏れた。
弥生が自ら体を動かすための力は、もう尽きかけていた。体の前側を守ろうと入れていた力を抜き、背後で縛られた両腕に、そっと体の重みを預けていった。
縄に固定された両腕が背中を押し上げ、弥生の体はゆっくりと反り始め、胸元が見えない天井へ高く突き出された。紅色の帯に締められた細いくびれから、白い襦袢の下に浮かぶ胸の起伏まで、体の艶やかな線が露骨に浮かび上がった。
そして、頭を板に沈めていくにつれ、すべてを諦めたように肩の力をふっと抜いた。
「ふ……ぅ……」
猿ぐつわの奥から漏れたのは、拒絶ではなく、甘く重い甘受の吐息だった。
白い首筋が美しく伸び、無防備に晒された喉元が荒い呼吸に震えた。緊張の糸が解け、柔らかな弥生の体が麻縄に包まれ、無抵抗なひとつの熱い塊となって深々と沈み込んでいった。
男は弥生が仰向けで身を委ねる姿を見届けると、静かに立ち上がった。甚平の上衣の紐が解かれた。ゆったりとした生地が肌を滑る音。上衣が肩からすべり落ち、畳まれるような柔らかい音が板に吸い込まれていった。続いて下衣の紐も解かれ、布が古びた床板に触れる小さな音がした。
弥生は目隠しの下で瞼を深く閉じた。首を振ることも、再び両膝を胸元へ引き寄せることもしなかった。
「……っ……」
猿ぐつわの奥から、甘く切ない吐息が漏れた。
弥生が自ら体を動かすための力は、もう尽きかけていた。体の前側を守ろうと入れていた力を抜き、背後で縛られた両腕に、そっと体の重みを預けていった。
縄に固定された両腕が背中を押し上げ、弥生の体はゆっくりと反り始め、胸元が見えない天井へ高く突き出された。紅色の帯に締められた細いくびれから、白い襦袢の下に浮かぶ胸の起伏まで、体の艶やかな線が露骨に浮かび上がった。
そして、頭を板に沈めていくにつれ、すべてを諦めたように肩の力をふっと抜いた。
「ふ……ぅ……」
猿ぐつわの奥から漏れたのは、拒絶ではなく、甘く重い甘受の吐息だった。
白い首筋が美しく伸び、無防備に晒された喉元が荒い呼吸に震えた。緊張の糸が解け、柔らかな弥生の体が麻縄に包まれ、無抵抗なひとつの熱い塊となって深々と沈み込んでいった。
男は弥生が仰向けで身を委ねる姿を見届けると、静かに立ち上がった。甚平の上衣の紐が解かれた。ゆったりとした生地が肌を滑る音。上衣が肩からすべり落ち、畳まれるような柔らかい音が板に吸い込まれていった。続いて下衣の紐も解かれ、布が古びた床板に触れる小さな音がした。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


