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白衣を脱いで~北新地の夜に溶け合う三人の蜜
第2章 淫らな飲み会
北新地の夜は、それから始まる。 しかし、その夜に至るまでの長い日々――調剤室の喧騒、無菌調製の緊張、病棟での処方提案、麻薬管理の厳格さ、チーム医療の打ち合わせ、スタッフたちの視線、部長の低い声、そして私の中で静かに熟れていった欲情――それらすべてが、蜜の滴る前の、必要な季節だったのだ。

調剤室の朝は、いつも同じように始まる。

自動分包機が動き出し、香澄が「先輩、今日の混合調製リストと、病棟の持参薬確認票です」と紙を差し出す。 私はそれを受け取り、部長の背中を遠くに見つめる。 白衣の下で、私の体はすでに、次の夜を待っている。 熟れた桃が、枝の上で微かに揺れるように。

香澄は、私を薬剤師として、そして一人の女性として、静かに見ていた。

ある朝、無菌調製室で抗がん剤の混合を終えたあと、彼女が小さな声で言った。

「先輩、さっきの仕事、本当にきれいでした。手順も、確認の仕方も……私、まだまだです」

「慣れるわよ。焦らなくていい」

「いいえ。先輩みたいになりたいんです。仕事も、立ち居振る舞いも。白衣を着て歩いているだけで、周りが自然と静かになる感じがします」

香澄の瞳が、少し熱を帯びていた。尊敬と、どこか女性としての憧れが混じっている。私は微笑むだけにした。言葉にすると、かえって重くなる気がしたから。

私は女優の木村多江に似ていると、よく言われる。和風の整った顔立ちに、男たちが思わずキスしたくなるような、ふくよかな色気を帯びた唇。長くつややかな黒髪は、後ろでゆるくまとめているだけでも、首筋の白い線を際立たせる。

自慢ではないけど、スレンダーな体に美脚、そして、何よりヒップは綺麗だと思う。体にフィットしたスカートを履くと、その曲線がはっきりと浮かび上がり、歩くたびにモンローウォークのようにゆるやかに揺れる。

飲み会の夜は、華美ではないがセクシーな装いを選ぶ。薄手の黒パンストが、脚のラインをさらにきれいに際立たせる。唯一のコンプレックスは、乳房が小さいことだ。白衣の下に隠れているせいで、誰も気づかない。だからこそ、病院のドクターや薬剤部の男たちは、私の全体を眺めては「抱きたい」と思うらしい。視線が、熱を持って私のヒップや唇に絡みつくのを、私は仕事場で感じ取っていた。

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