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素敵な笑顔
第15章 音 ドール
詩子さん。
おばあちゃんから時々話は聞いていた。
詩子さんの話をするとき、
おばあちゃんは、それはそれは優しい顔になった。
普段から優しい顔が、もっともっと優しくなるのだ。
おばあちゃんが、どれほど詩子さんを愛しているかがわかる。
だからわたしは、
詩子さんのイメージ像を勝手に作りあげていた。
ふわりととろけそうなくらい、柔らかいイメージ。
でも実際の詩子さんはそんな感じではなかった。
植物のような静けさを、詩子さんから感じた。
それでいて野生動物のような強さと潔さも感じた。
ひとを寄せつけないというか、媚びないというか、
そういう芯の強さのようなもの。
わたしとは全然違うタイプなのに、
同類だ、と思った。
他人に対して壁をつくってしまうタイプ。
自分のことを、一ミリも好きになれないひと。
おばあちゃんが愛した詩子さんだと知らなければ、
怖い印象を持ってしまったかもしれない。
でも知っていたからだろうか。
始めに持っていたイメージは、
実物を見た途端に違和感でしかなくなり、
目の前の詩子さんこそ詩子さんらしいと感じていた。
年齢は確か、わたしより7つ8つうえで25歳。
もっと大人っぽくも、
もっと子どもっぽくも見える。
すごく不思議なひとだ。
おばあちゃんから時々話は聞いていた。
詩子さんの話をするとき、
おばあちゃんは、それはそれは優しい顔になった。
普段から優しい顔が、もっともっと優しくなるのだ。
おばあちゃんが、どれほど詩子さんを愛しているかがわかる。
だからわたしは、
詩子さんのイメージ像を勝手に作りあげていた。
ふわりととろけそうなくらい、柔らかいイメージ。
でも実際の詩子さんはそんな感じではなかった。
植物のような静けさを、詩子さんから感じた。
それでいて野生動物のような強さと潔さも感じた。
ひとを寄せつけないというか、媚びないというか、
そういう芯の強さのようなもの。
わたしとは全然違うタイプなのに、
同類だ、と思った。
他人に対して壁をつくってしまうタイプ。
自分のことを、一ミリも好きになれないひと。
おばあちゃんが愛した詩子さんだと知らなければ、
怖い印象を持ってしまったかもしれない。
でも知っていたからだろうか。
始めに持っていたイメージは、
実物を見た途端に違和感でしかなくなり、
目の前の詩子さんこそ詩子さんらしいと感じていた。
年齢は確か、わたしより7つ8つうえで25歳。
もっと大人っぽくも、
もっと子どもっぽくも見える。
すごく不思議なひとだ。

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