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素敵な笑顔
第16章 詩 出棺
とてつもなく、静かな朝だった。
天気はよくて、コーヒーは熱く、
いつもと同じようでいて、いつもと全然違う朝。
おばあちゃんがいなくなってしまった世界。
それから美香ちゃんが起き、お父さんが起き、
まあおじさんがしのぶさんに蹴り起こされ、
少しにぎやかになった。
みんなで朝食を食べ、おばあちゃんの遺影を選び、
おばあちゃんの棺に入れるものも選び、
近所のひとたちがお悔やみにきてくたり、
時間はゆるゆると流れていった。
ゆっくりな風、穏やかな日差し。
夕方、いつの間にかあの子がきていた。
彩音って子。
もう喪服を着ていて、
昨日よりちょっと大人っぽい。
別に、びくびくおどおどしてないのに、
びくびくおどおどしてるような感じは相変わらず。
しゃきっとしなさいって、叱りつけたくなるような。
彩音って子が、おばあちゃんの横に座り、
合掌している。
すごくいい姿勢で正座している。
1分くらいずっと、微動だにせずに。
そしておばあちゃんの白い布を取り、
じっとおばあちゃんを見つめた。
見つめ合っているような気がした。
彩音の頬を、涙がひとしずく流れ落ちる。
あたしの知らない、おばあちゃんと仲良しだった子。
この子も悲しんでいるんだ。
おばあちゃんとこの子は、
どんな話をしていたんだろう。
天気はよくて、コーヒーは熱く、
いつもと同じようでいて、いつもと全然違う朝。
おばあちゃんがいなくなってしまった世界。
それから美香ちゃんが起き、お父さんが起き、
まあおじさんがしのぶさんに蹴り起こされ、
少しにぎやかになった。
みんなで朝食を食べ、おばあちゃんの遺影を選び、
おばあちゃんの棺に入れるものも選び、
近所のひとたちがお悔やみにきてくたり、
時間はゆるゆると流れていった。
ゆっくりな風、穏やかな日差し。
夕方、いつの間にかあの子がきていた。
彩音って子。
もう喪服を着ていて、
昨日よりちょっと大人っぽい。
別に、びくびくおどおどしてないのに、
びくびくおどおどしてるような感じは相変わらず。
しゃきっとしなさいって、叱りつけたくなるような。
彩音って子が、おばあちゃんの横に座り、
合掌している。
すごくいい姿勢で正座している。
1分くらいずっと、微動だにせずに。
そしておばあちゃんの白い布を取り、
じっとおばあちゃんを見つめた。
見つめ合っているような気がした。
彩音の頬を、涙がひとしずく流れ落ちる。
あたしの知らない、おばあちゃんと仲良しだった子。
この子も悲しんでいるんだ。
おばあちゃんとこの子は、
どんな話をしていたんだろう。

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