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素敵な笑顔
第17章 音 キス
詩子さんの顔が近づいてくる。
わたしの目を、じっと見つめながら。
これは、キスだ、と思った。
まだ経験したことがないキスという行為。
妄想でさえ、一度もしたことがない。
わたしには縁のないことだと思って生きてきた。
それがまさか、女のひとと。
こんなに綺麗なひとと……
いいんだよね、おばあちゃん。
おばあちゃんの言った、
もうすぐいい子に出会えるって、
詩子さんのことだよね。
おばあちゃん知ってたの?
わたしが女のひとに惹かれる性分だって気づいてたの?
わたしだって知らなかったのに。
おばあちゃん、わたしもうだめだよ。
戻れなくなるよ。
キスされたらもう、引き返せないよ。
詩子さんにもっと抱き寄せられる。
その強引さに、胸が爆発しそうなくらいにときめく。
わたしは詩子さんに身を預ける。
全部、詩子さんに委ねます。
詩子さんの好きなようにしてください。
もう詩子さんの顔がすぐ目の前。
くちびるに全神経が集中する。
そこに詩子さんの吐息が当たっている。
ほんとにもう少し。
数センチ。
もしかしたら数ミリ。
キスして。
はやくして。
はやくわたしを、戻れなくして。
わたしを詩子さんのものにしてください……
わたしの目を、じっと見つめながら。
これは、キスだ、と思った。
まだ経験したことがないキスという行為。
妄想でさえ、一度もしたことがない。
わたしには縁のないことだと思って生きてきた。
それがまさか、女のひとと。
こんなに綺麗なひとと……
いいんだよね、おばあちゃん。
おばあちゃんの言った、
もうすぐいい子に出会えるって、
詩子さんのことだよね。
おばあちゃん知ってたの?
わたしが女のひとに惹かれる性分だって気づいてたの?
わたしだって知らなかったのに。
おばあちゃん、わたしもうだめだよ。
戻れなくなるよ。
キスされたらもう、引き返せないよ。
詩子さんにもっと抱き寄せられる。
その強引さに、胸が爆発しそうなくらいにときめく。
わたしは詩子さんに身を預ける。
全部、詩子さんに委ねます。
詩子さんの好きなようにしてください。
もう詩子さんの顔がすぐ目の前。
くちびるに全神経が集中する。
そこに詩子さんの吐息が当たっている。
ほんとにもう少し。
数センチ。
もしかしたら数ミリ。
キスして。
はやくして。
はやくわたしを、戻れなくして。
わたしを詩子さんのものにしてください……

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