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素敵な笑顔
第18章 詩 ふたりきり
 お経が続いている。
焼香をして、改めておばあちゃんの遺影を見る。
いつ撮った写真なんだろう。
あたしに向けてくれた笑顔をそのまま切り取ったような、
すごくいい写真。
おばあちゃん、忘れてないからね。
いつか病室でしてくれたお願い事。
あたしを頼ってくれて嬉しかった。
安心して、あたしに任せてね。

 お経が終わり、お坊さんが退席して、
ほうっと空気がほどけた。
美香ちゃんはまた泣いている。
お父さんも大変だな。
控え室に戻るとお弁当が届いていた。
着替えようってことになり、
まあおじさんとお父さんを部屋から追い出し、
女だけで着替えた。
美香ちゃんがめそめそしながら、
着替えをしのぶさんに手伝ってもらっている。
別にじっと見たわけじゃないけど、
彩音は案外おっぱいが大きいみたい。
少なくともあたしよりは大きい。
怖がりなくせに生意気だ。

 お弁当を食べると、もうなにもすることがなかった。
しのぶさんが、お風呂どうするって聞いてくれたけど、
めんどうが先に立ってしまって首を振った。
お風呂に入りに連れて帰ってくれるつもりだったらしい。
結局誰も手を上げなかった。
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