この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
素敵な笑顔
第18章 詩 ふたりきり
控え室のドアが少しだけ開いていた。
内側から、外を窺う小さな頭。
彩音だ。
びくびくおどおど、不安そうな顔。
それが、あたしを見つけるなり、
ぱあっと笑顔になる。
ドアを開け、だーっとあたしのところへ駆けてくる。
「いた。見つけた」
あたしの腕をぎゅうっと抱き締める。
なんなんだ、こいつは。
「どこへ行ったのかと思いました」
尻尾をぶんぶん振っている感じ。
昔の、オーロみたいに。
「しのぶさんは?」
「寝ました。すごく眠そうだったから、
もう寝たらって言うと、すぐにこてんと」
「ああ、昨夜は一睡もしてなかったみたいだから」
「あ、そうなんですね」
なにか言いたそうに、もじもじしている。
言いたいことが、なんとなくわかる。
でもあたしからは絶対に言ってやら――
内側から、外を窺う小さな頭。
彩音だ。
びくびくおどおど、不安そうな顔。
それが、あたしを見つけるなり、
ぱあっと笑顔になる。
ドアを開け、だーっとあたしのところへ駆けてくる。
「いた。見つけた」
あたしの腕をぎゅうっと抱き締める。
なんなんだ、こいつは。
「どこへ行ったのかと思いました」
尻尾をぶんぶん振っている感じ。
昔の、オーロみたいに。
「しのぶさんは?」
「寝ました。すごく眠そうだったから、
もう寝たらって言うと、すぐにこてんと」
「ああ、昨夜は一睡もしてなかったみたいだから」
「あ、そうなんですね」
なにか言いたそうに、もじもじしている。
言いたいことが、なんとなくわかる。
でもあたしからは絶対に言ってやら――

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


