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素敵な笑顔
第18章 詩 ふたりきり
「あ、あの、もうちょっとくっついていいですか」

 意地を張っているのが恥ずかしくなるくらい、
素直な彩音。

「好きにすれば?」

 あたしは嫌になるくらい素直じゃない。
彩音が、あたしの肩に頭を乗せてくる。
シャワーも浴びてないのにいい匂い。
思わず肩を抱いた。
柔らかいまるい肩、彩音の心音。
すごくどきどきしている。
ここへくるのも、くっついていいですかって言うのも、
この子なりに勇気を振り絞ったんだろうなって思う。

 甘えるように彩音にくっつかれて、
やっぱりさっきおばあちゃんが見てるって言ったのは
ほんとうだったのかな、と思う。
キスされそうになって、
それが嫌だから嘘を言ったなら、
ここに、ふたりきりになってしまうところに、
自ら来ないはず。
怖いのを我慢して、ひとりで。

「みんな、寝ました。
しのぶさんも、美香さんも、
まあおじさんも、銀さんも、
みんなもう眠ってます」
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