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素敵な笑顔
第20章 詩 告別式
美香ちゃんが手の甲で何度も涙を拭っている。
子どもみたいな仕草。
お父さんもくちびるを噛み締めている。
しのぶさんの顔も歪んでいる。
まあおじさんは、まばたきの回数が多い。
さおりさんは遠慮したように、
一歩引いたところで静かに立っている。
みんなおばあちゃんを見ている。
おばあちゃんの顔は、当たり前だけど生命力がなく、
どんどんおばあちゃんからかけ離れていくようで、
あたしはもう顔を見たくなかったのでうつむいた。
元気なおばあちゃんだけを覚えていたかった。
みんなで最後に合掌して、棺の蓋が閉じられた。
陰気な男に先導され、併設されている火葬場へ向かう。
まあおじさんが位牌を持ち、
しのぶさんが遺影を持っている。
無言で、ぞろぞろと、黒い服の集団が連なっていく。
あたしもそのうちのひとり。
棺を閉じられたことで、
もう完全におばあちゃんから隔離されてしまったということが、
一歩進むごとに足元から沁み込んできて、
うつむいていたことに猛烈な後悔が沸き上がってきた。
おばあちゃんは最後に
あたしの顔を見たいって思ってくれてたかもしれないのに。
なんて不孝な孫だろう。
なんて可愛げがなかったんだろう。
もっとお見舞いに行けばよかった。
もっと会いにいけばよかった。
おばあちゃんはいつだって大歓迎してくれたというのに。
もっとおばあちゃんとお出掛けすればよかった。
いっぱい話をすればよかった。
おばあちゃんと一緒に過ごすのは全然嫌じゃなかったのに、
どうしてその機会をあまり作らなかったのだろう。
喜んでくれるって知ってたのに、
どうしてあまり会いに行かなかったんだろう。
おばあちゃん、ごめんなさい。
いい孫じゃなくて、ごめんなさい。
ごめんなさい……
子どもみたいな仕草。
お父さんもくちびるを噛み締めている。
しのぶさんの顔も歪んでいる。
まあおじさんは、まばたきの回数が多い。
さおりさんは遠慮したように、
一歩引いたところで静かに立っている。
みんなおばあちゃんを見ている。
おばあちゃんの顔は、当たり前だけど生命力がなく、
どんどんおばあちゃんからかけ離れていくようで、
あたしはもう顔を見たくなかったのでうつむいた。
元気なおばあちゃんだけを覚えていたかった。
みんなで最後に合掌して、棺の蓋が閉じられた。
陰気な男に先導され、併設されている火葬場へ向かう。
まあおじさんが位牌を持ち、
しのぶさんが遺影を持っている。
無言で、ぞろぞろと、黒い服の集団が連なっていく。
あたしもそのうちのひとり。
棺を閉じられたことで、
もう完全におばあちゃんから隔離されてしまったということが、
一歩進むごとに足元から沁み込んできて、
うつむいていたことに猛烈な後悔が沸き上がってきた。
おばあちゃんは最後に
あたしの顔を見たいって思ってくれてたかもしれないのに。
なんて不孝な孫だろう。
なんて可愛げがなかったんだろう。
もっとお見舞いに行けばよかった。
もっと会いにいけばよかった。
おばあちゃんはいつだって大歓迎してくれたというのに。
もっとおばあちゃんとお出掛けすればよかった。
いっぱい話をすればよかった。
おばあちゃんと一緒に過ごすのは全然嫌じゃなかったのに、
どうしてその機会をあまり作らなかったのだろう。
喜んでくれるって知ってたのに、
どうしてあまり会いに行かなかったんだろう。
おばあちゃん、ごめんなさい。
いい孫じゃなくて、ごめんなさい。
ごめんなさい……

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