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素敵な笑顔
第21章 音 再会
三日続いた雨がようやくあがり、
朝からいい天気になった。
しばらくは秋晴れのいい天気が続くそう。
日曜日。
詩子さんから連絡があったのは、朝早くだった。
今日行くよ
それだけの文面。
絵文字も顔文字も使われていないシンプルな言葉。
すぐに、わかりました。
と返信し、急いで支度をした。
ぐずぐずしていると置いていかれる。
今日連れていってもらうために、
どれだけ苦労したことか。
おばあちゃんの火葬が始まったあと、
また大号泣し始めた美香さんに
みんなが気を取られているとき、
詩子さんが、火葬の説明などをしてくれた
陰気な男に近づいていくのをわたしは見た。
そのときは特に気にしなかったのだけど、
骨あげのあとでなにかを渡し、
帰る準備をしているとき、
手のなかにおさまるくらいの小さな巾着袋を受け取った。
こそこそしていたけど、
なにしろわたしは
詩子さんしか見ていないといってもいいくらいなので、
全部見ていた。
それなんですか、と、
わたしは無視しようとする詩子さんの気持ちを無視して、
詩子さんが答えてくれるまでしつこく尋ねた。

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