この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
素敵な笑顔
第21章 音 再会
一応、ふたりで並んでお墓の前でしゃがみ、
両手を合わせた。
目を閉じてお祈りする。
前に熱を出されたときの、
優しそうな顔をはっきりと覚えている。
坂井直人さん。
目を開けると、
隣で詩子さんがトートバッグのなかをかき回していた。
「あれ、おかしいな」
え、うそでしょう?
「まさか、忘れてきたんじゃないですよね」
「うっそー、忘れてませんー」
憎たらしい顔と口調で小さな巾着袋を出してくる。
こいつって思った。
周囲を見回して、
誰も見ていないことを確認してから、
詩子さんが巾着袋から小瓶を取り出した。
蓋を開け、手を掲げる。
「なにしてんのよ。早くこっちきなさいよ」
「え?」
「え? じゃないわよ。一緒にやるわよ。
なんのためにきたのよ」
両手を合わせた。
目を閉じてお祈りする。
前に熱を出されたときの、
優しそうな顔をはっきりと覚えている。
坂井直人さん。
目を開けると、
隣で詩子さんがトートバッグのなかをかき回していた。
「あれ、おかしいな」
え、うそでしょう?
「まさか、忘れてきたんじゃないですよね」
「うっそー、忘れてませんー」
憎たらしい顔と口調で小さな巾着袋を出してくる。
こいつって思った。
周囲を見回して、
誰も見ていないことを確認してから、
詩子さんが巾着袋から小瓶を取り出した。
蓋を開け、手を掲げる。
「なにしてんのよ。早くこっちきなさいよ」
「え?」
「え? じゃないわよ。一緒にやるわよ。
なんのためにきたのよ」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


