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素敵な笑顔
第21章 音 再会
「詩子さん、待ってください」
詩子さんが立ち止まり、振り返る。
詩子さんがわたしを見ている。
今日初めて顔を見てくれた気がする。
だめ、やっぱり怖い。
なにも言わなければ、たぶん少なくとも、
今の詩子さんとの関係を維持できる。
時々会ったときに、
挨拶してちょっとおしゃべりして、
お願いすれば買い物くらいなら付き合ってもらえるかも。
でも告白して、
詩子さんから感じているわたしへの気持ち、
それがもしただの愚かな願望なだけだったら、
全てを失う。
避けられる。
もう口もきいてもらえなくなる。
「なに?」
詩子さんの声が不機嫌そうで、
わたしはますます怖くなる。
なにも言えない。
詩子さんの顔も見られない。
「用がないなら呼び止めないで」
「あ、あ、待って……」
踵を返しかけた詩子さんを、
反射的に呼び止めてしまった。
詩子さんが立ち止まり、振り返る。
詩子さんがわたしを見ている。
今日初めて顔を見てくれた気がする。
だめ、やっぱり怖い。
なにも言わなければ、たぶん少なくとも、
今の詩子さんとの関係を維持できる。
時々会ったときに、
挨拶してちょっとおしゃべりして、
お願いすれば買い物くらいなら付き合ってもらえるかも。
でも告白して、
詩子さんから感じているわたしへの気持ち、
それがもしただの愚かな願望なだけだったら、
全てを失う。
避けられる。
もう口もきいてもらえなくなる。
「なに?」
詩子さんの声が不機嫌そうで、
わたしはますます怖くなる。
なにも言えない。
詩子さんの顔も見られない。
「用がないなら呼び止めないで」
「あ、あ、待って……」
踵を返しかけた詩子さんを、
反射的に呼び止めてしまった。

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