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素敵な笑顔
第22章 詩 不思議な子
 もう十分長生きしたわ

 おばあちゃんは笑いながら答えた。

 でも、百歳になっても元気なひともいるんだから、
そのこと思ったら、おばあちゃんはまだ若いんだし――

 あたしは食い下がった。
でもおばあちゃんはあたしの目をじっと見たまま首を振り、
あたしの言葉を遮った。

 治療したって、そんなには長生きできないのよ

 落ち着いた声でおばあちゃんは言う。

 そんなの、やってみなくちゃわからないじゃん

 作務衣みたいなパジャマの、
襟のあたりを見ながら言った。
年寄りじみたくすんだピンク。
あたしは少しむきになっていた。

 長生きしてほしいって思ってくれて、嬉しいわ

 死に繋がる病を患っているとは思えないくらい、
おばあちゃんは穏やかだった。
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