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素敵な笑顔
第22章 詩 不思議な子
 詩子

 おばあちゃんにじっと見つめられる。

 詩子に、お願いがあるの

 とても重要なお願いであることは、
おばあちゃんの表情からわかった。
とても真剣な目で、真剣な表情で、
いっそ怖いと言っていいくらいの、引き締まった顔。
そのために生きてきたのだというような。
一世一代の、魂を込めたお願いなのだと。

 そのおばあちゃんのお願い、
ようやく達成できる時がきた。
阪井直人の墓の前。
あたしは巾着袋から小瓶を取り出す。

「なにしてんのよ。はやくこっちきなさいよ」

 まったく、鈍い子。

「え?」

「え? じゃないわよ。一緒にやるわよ。
なんのためにきたのよ」
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